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「受託」の意味と使い方や例文!「委託」「預託」との違いは?(対義語)

【二字熟語】
受託

【読み方】
じゅたく

【意味】
仕事の委嘱。金品の委託などを受けること。

【語源・由来】
委託を受ける意。

【対義語】
委託、請託、嘱託、信託、預託、寄託

受託(じゅたく)の使い方

健太
この施設は、県から受託されてNPO法人が運営しているんだって。
ともこ
へえ。委託した方がメリットがあるのかしら。
健太
民間のノウハウで、多様化する住民のニーズに即応することができ、より良いサービスを住民に提供することができるんだって。
ともこ
経費削減のためだけだと思っていたけど、他にもメリットがあるのね。

受託(じゅたく)の例文

  1. 受託収賄の疑いで大会組織委員会元理事が東京地検特捜部に逮捕された。
  2. 支援金支給に関する事務事業は、この企業が国から約960億円で受託している。
  3. バス会社が、コミュニティバスの運行を受託している。
  4. 受託手荷物をチェックインカウンターで預ける。
  5. 信託は、委託者・受託者間の契約によって設定されることが多い。

「受託」と「委託」「預託」との違いは?

受託」に似ている語に「委託(いたく)」「預託(よたく)」があります。

「受託」と「委託」の違いは?

委託」は、
①人に頼んで代わりにしてもらうこと。ゆだねまかすこと。あずけたのむこと。依頼すること。
②法律行為又は事実行為などをすることを他人に依頼すること。

という意味です。

委託」は、人に委ね任すことをいうので、「委託」を受ける意の「受託」の対義語です。

「受託」と「預託」の違いは?

預託」は、
①あずけまかせること。寄託。
②政府や地方公共団体が金を金融機関に預け入れること。

という意味です。

預託」は、人に預け託すことをいうので、「預託」を受ける意の「受託」は対義語です。