読み方で悩みやすい漢字の一つに、「確執」があります。
Q「確執」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「かくしゅう」
- 「かくしつ」
- 「かくしゅう」と「かくしつ」両方とも
このページでは、悩みやすい「確執」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「確執」の読み方は、「かくしゅう」?「かくしつ」?
確執の正しい読み方は、「かくしゅう」「かくしつ」どちらなのでしょうか。「かくしゅう」の読み方はあまり聞いたことがないかもしれませんね。
「執」の音読みには「シツ」「シュウ」があるので、どちらも読めそうです。
現在では、の読み方として「かくしゅう」「かくしつ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「かくしゅう」と「かくしつ」の両方です。
確執の本来の読み方は「かくしゅう」でしたが、「かくしつ」と読む人が多くなり一般化しており、現在では「かくしつ」と読むのが一般的です。
広辞苑では「かくしつ」の項目が主体となっており、「かくしゅう」を引くと「かくしつ」へと導かれます。現在では確執の読み方としては「かくしつ」が一般化しており、「かくしゅう」の項目がない国語辞典もあります。
「確執」の意味は、「かくしゅう」も「かくしつ」も同じ
確執の意味は「互いに意見を主張して譲らないこと、また、そのために起こる不和」です。
「確」には「かたい」「しっかりしている」の意味があります。
一方、「執」には「こだわる」「まもる」の意味があります。
考えがしっかりしていて、お互いに自分の意見にこだわり守っている様子が感じられますね
確執を用いた例文には「遺産をめぐって兄弟の確執がある」「領土をめぐる国家間の確執が続いている」があります。
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まとめ
- 確執の読み方は、「かくしゅう」「かくしつ」のどちらも正しい。
- 本来の読み方は「かくしゅう」だった。
- 確執の慣用読み「かくしつ」を多くの人が使うようになり一般化して、正しい読み方となっている。
- 確執は「互いに意見を主張して譲らないことから起こる不和」を意味する。