喚問の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
喚問
【読み方】
かんもん
【意味】
公的な機関に呼び出して問いただすこと。
ちょっと大事なことがあって、公式に説明を求めるんやな。
【語源・由来】
「喚」は「呼び出す。」
「問」は「といただす。とう。とい。」
【類義語】
糾問、審問、査問、尋問
喚問(かんもん)の解説
「喚問」という言葉は、公的な機関や大事な場所で、特定の人を呼び出して、何か重要なことや疑問について質問する行為を指す言葉なんだよ。
これは通常、何らかの事件や疑問点に関して、真実を明らかにするためや、事の経緯や背景を深く知るために行われる。例えば、「国会で証人を喚問する」というのは、国会という公の場所で、特定の人を呼んで、何か重要な事柄についての証言や説明を求めるということを表しているんだ。この「喚問」は、特に政治や事件などの重要な問題に関連して行われることが多いよ。
また、「彼はいくたびとなく喚問された。」〈吉川英治『私本太平記』〉という文章は、ある人が何度も公的な場所や組織に呼び出され、何かの問題や事情について質問された、ということを意味しているよ。これは、その人が何か重要な情報を持っているか、あるいは何かの事件や問題に関与している可能性があるから、何度も質問されることを示しているんだ。
だから、「喚問」という言葉は、特定の人を公的な場所に呼び出して、大切なことや疑問点についてしっかりと質問する行為を表しているんだね。
喚問(かんもん)の使い方
喚問(かんもん)の例文
- 国会は大臣を喚問することができる。
- 喚問されると質問に対する拒否権はない。
- 喚問は反対意見多数のため見送られた。
- 証人として健太くんが喚問された。
- やましいところがないので喚問に応じることにした。
「喚問」と「尋問」の違いを解説
「喚問」に似ている語に「尋問(じんもん)」があります。
「尋問」は
①問いただすこと。取り調べとして口頭で質問すること。
②訴訟において、裁判所または当事者が証人などに対して質問を発し、強制的に返答させること。
という意味です。
「喚問」は、公的機関が証人や参考人を呼び出し問いただすことをいう法律用語です。
対して「尋問」は、裁判官、検事、警察官などが証人や被告人に対して、口頭で質問することをいい、詳しく問い詰めたり、問いただすという意味合いが強いです。
一方、「尋問」は、一般的に取り調べや質問の意味で使われるが、特に訴訟の際に裁判所や当事者が証人に対して行う質問の行為も指すんだ。
一方で、「尋問」はもっと広い使い方があって、普通に人を角に追い込むような質問から、裁判で証人に「お前、何知ってる?」って聞く場合まで使うわけや。つまり、場所や状況によって、使い方がちょっと違うんやな。
よく「証人喚問」「証人尋問」という表現で使われますが、
・国会が、国民が知りたいことを調べるという役目を果たすのが「証人喚問」
・裁判所が事件の裁判で証人から話を聞くのが「証人尋問」
という違いがあります。