看破の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
看破
【読み方】
かんぱ
【意味】
見やぶること。物事の真相や裏面を見抜くこと。
何か隠れてることや、表に出てないことをパッと気づく力みたいなもんやろ。すごい力やな、これは!
【語源・由来】
「看」は「対象をよく見る。」
「破」は「終わりまでやり抜く。」
【類義語】
慧眼
看破(かんぱ)の解説
「看破」という言葉は、何かを「見やぶる」、つまり、物事の本当の姿や隠された真実をしっかりと見抜くことを意味しているんだよ。
例えば、クイズ番組やゲームで、トリックや秘密を見破って正解を導き出す時、そのトリックや秘密を「看破」したと言えるんだ。また、日常生活で、誰かが本当の気持ちを隠して違うことを言っている場面があると思うんだけど、その本当の気持ちや意図を察知することも、その人の心を「看破」することになるよ。
「悪計を看破する」というのは、誰かが考えた悪い計画や策略を、ちゃんと見抜いて、それに対して対策を立てる、またはその計画を止めることを意味しているんだ。
さらに言うと、ビジネスの場面でもこの言葉は使われることがあるよ。競合会社の戦略や新商品の秘密を見抜くことで、自社の戦略を練るとき、「競合の戦略を看破する」という言い方ができるんだ。
だから、「看破」という言葉は、表面的な情報だけでなく、より深い部分、隠された情報や真実を理解することを表しているんだね。
看破(かんぱ)の使い方
看破(かんぱ)の例文
- ともこちゃんは、健太くんの策略を看破した。
- ライバルチームの弱点を看破する。
- 陰謀を看破し未然に防いだ。
- ともこちゃんの体力の限界が近いことを敵は看破していた。
- 僕の正体を看破されてしまった。
看破の文学作品などの用例
-
・・・ちに僕が当時の心状を看破せられた。返事は折返し届いて、お前の筆端・・・ 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」
「看破」と「喝破」の違いを解説
「看破」に似ている語に「喝破(かっぱ)」があります。
「喝破」とは、
①大声で他の言を説き破ること。
②邪説を排し、真実を説き明かすこと。
という意味です。
「看破」は、見抜くことをいいます。
対して「喝破」は、解き明かすことをいいます。
また「喝破」には、大声で他の言を説き破る、邪説を排すという意味がある点も「看破」とは違います。
一方、「喝破」は、一つ目の意味として大声で叱ること、そして二つ目の意味として誤った考えや説を排除して、真実を明らかにすることを示しているんだ。
一方で、「喝破」は、一つは大きな声で叱ること、もう一つは間違ったことを正して、本当のことをはっきり言う感じやろ。ちょっと似てるけど、使う場面や意味がちょっとずつ違うんやな。おもしろいね!