鬱屈の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
陥落
【読み方】
かんらく
【意味】
①落ち込むこと。陥没。
②攻め落とされること。
③地位や順位が下がること。
④口説き落とされること。
⑤欠けていること。欠落していること。
【語源・由来】
「陥」は「つながりを持つ。かかわる。」
「落」は「かかわりができる。あずかる。」
【類義語】
落城
【対義語】
攻落、攻略
陥落(かんらく)の解説
「陥落」という言葉には、いくつかの意味があるんだ。
1つ目の意味は、何かが物理的に落ち込むこと、つまり陥没することを指すんだ。「地盤が陥落する」っていうのは、地面が沈むこと、例えば、道路が突然沈んで穴が開くような状況を表しているんだよ。
2つ目の意味は、何かが攻撃を受けて、その場所やものが奪われることを指すんだ。例えば、戦争の時に「首都が陥落する」っていうのは、敵に攻められて首都が取られることを言っているんだ。
3つ目は、ある位置や順位などで、一度いた場所から下がることを示しているよ。例えば、「最下位に陥落する」っていうのは、競技や試験などで最も低い順位になることを表しているんだ。
4つ目の意味は、誰かの熱意や説得に負けて、その人の考えや提案に賛成することを、指しているよ。例えば、「熱意に負けて陥落する」っていうのは、最初は反対だったけど、その人の情熱や説得に負けて賛成するようになることを表しているんだ。
5つ目は、何かが足りない、または欠けている状態を示しているんだ。例えば、「自分の性質の一部陥落しているばかりに」〈花袋・春潮〉っていうのは、自分の性格や特性の一部が欠けているために、それが原因で何か問題や困難が生じることを示しているよ。
だから、「陥落」という言葉は、何かが落ちる、失われる、下がるなどの状態や動きを表しているんだね。
陥落(かんらく)の使い方
陥落(かんらく)の例文
- あっけなく首位から最下位に陥落してしまった。
- 怪我で二軍に陥落したが、一軍に返り咲くためにリハビリを頑張る。
- 世界選手権でついに王座から陥落した。
- 消費期限偽装が発覚し、業界売り上げ1位の座から陥落した。
- この堅固な城が陥落する日が来るとは思わなかった。
陥落の文学作品などの用例
-
・・・「遼陽陥落の日に……日本の世界的発展のもっとも光栄ある日に、万人・・・ 田山花袋「『田舎教師』について」
「陥落」と「占領」「没落」の違いを解説
「陥落」に似ている語に「占領(せんりょう)」「没落(ぼつらく)」があります。
「陥落」と「占領」の違いは?
「占領」は、
①一定の場所を独り占めすること。
②他国の領土を武力によって自国の支配下に置くこと。
という意味です。
「陥落」は、攻め落とされることをいいます。
対して「占領」は、他国の領土を武力によって自国の支配下に置くことをいい、攻め落とすことをいいます。
「占領」は、一定の場所や領土を支配することを指す。特に他国の領土を武力で制する時に使われることが多いよ。
一方で、「占領」は、あるところをガッチリと自分のもんにすること。他の国の土地を、「これ、うちのもんや!」って言って、自分たちの支配下に入れるやつや。だから、「陥落」は場所が落ちる瞬間を、そして「占領」はその後の支配の状態を言ってるんやな。
「陥落」と「没落」の違いは?
「没落」は、
①栄えていたものが衰えること。
②城や陣地などが敵の手に落ちること。陥落。
という意味です。
「陥落」も「没落」も、攻め落とされることをいいます。
しかし「没落」には、栄えていたものが衰えるという意味がある点が違います。
一方、「没落」は、かつての栄光や力が衰えることを中心に指している。また、城や陣地が敵に落とされる意味でも使われるが、この点では「陥落」と重なる部分があるんだ。
それに対して、「没落」は、前はすごかったけど、時間が経つうちにどんどん衰えてきたってこと。大昔の有名な家が今はもう元気ない、みたいな。でも、城とかが敵に取られる意味で使う時は、実は「陥落」と同じようなことを言うこともあるんやな。似てるけど、ちょっとニュアンスが違うんやね。
3つ目は、一度高かった地位や順位が下がること。 4つ目は、誰かに口説かれて心が動かされること。 そして、5つ目は、何かが不足しているか、何かが欠けていることを意味するよ。