監視の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
監視
【読み方】
かんし
【意味】
①警戒して見張ること。また、その人。
②旧刑法で、出獄者の再犯防止のために採用されていた付加刑。一定期間は住居移転の自由を禁じるなどの措置を内容とする。
昔の刑法では、出たての犯罪者にちょっと厳しいルールをかけて、再犯しないように見張ることも「監視」と言ってたんやね。これは、しっかり見てるで~っていう意味やな。
【語源・由来】
「監」は「見張る。取り締まる。」
「視」は「注意して見る。見る。」
【類義語】
見張り、番、立ち番
監視(かんし)の解説
「監視」という言葉は、何かを注意深く見ることや、特定の場所や人を警戒してチェックすることを意味しているんだよ。
たとえば、学校の先生が校庭で遊んでいる子供たちを見ているときや、警察官が町の安全を守るためにあちこちを見回るとき、それは「監視する」と言えるんだ。また、火山や気象など、自然現象も監視されることが多いよ。「火山活動を監視する」とは、火山が突然大きく活動を開始しないように、常にその状態を見ていることを意味しているんだよ。
それに加えて、「監視」という言葉にはもう一つ意味があって、これは法律の世界で使われるんだ。昔の刑法には、犯罪者が出所した後も再び犯罪をしないように、一定の期間、特定の場所に移住することを禁じたり、その人の動きを制限したりするための刑罰があったんだ。これも「監視」と呼ばれるもので、この場合は「見張る」という意味よりも、「制限する」や「管理する」という意味が強くなるんだよ。
だから、「監視」という言葉は、注意深く見ることや、何かの動きや行動を制限・管理することを表しているんだね。
監視(かんし)の使い方
監視(かんし)の例文
- 監視の目をくぐって逃走する。
- 国境を監視している。
- 囚人を監視する。
- 最近、監視されているような気がする。
- 携帯電話の履歴は警察によって監視されている。
監視の文学作品などの用例
「監視の目」とは?
「監視」を用いた語に「監視の目」があります。
「監視の目」とは、見張りの視線のことをいいます。
まるでカメラやガードマンがしっかりと見ているような状態を示す言葉だね。
ちょっと、店の防犯カメラみたいなもんやな。何かしらんことする前に、あっちこっちから「見てるで~」っていう目で見られてる感じやな。
【例文】
- 監視の目が届きにくい。
- インターネット上には、監視の目が行き届かない領域がある。
- 厳しく監視の目を光らせる。
昔の法律では、出獄した人の再犯を防ぐために特別なルールを課す刑罰のことも「監視」と呼ばれていたんだ。