貫徹の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
貫徹
【読み方】
かんてつ
【意味】
意志・方針・考え方などを貫き通すこと。最後までくじけずに続けること。
それは、大事なことやで、ちょっとしたつまづきで諦めてたら何も成し遂げられへんもんな。
【語源・由来】
「貫」は「最後まで筋を通してやりぬく。」
「徹」は「貫き通す。とことんまで行き届く。」
【類義語】
徹底、完遂
【対義語】
挫折、頓挫、中断、中途、断念、中止
貫徹(かんてつ)の解説
「貫徹」という言葉は、ある考えや意志、方針などを最初から最後までしっかりと守り続けることを意味しているんだよ。
たとえばね、友達と「毎日ランニングをする!」と約束したとして、雨が降っても風が強くても、毎日走り続けること。それが「貫徹」だよ。簡単に言うと、約束や計画を最後まで守り抜く力や、途中でくじけずに続けることを指すんだ。
「要求を貫徹する」という表現の場合、それは自分の要求や思いを最後までしっかりと相手に伝え、それが受け入れられるように努力することを示しているよ。これは、単に要求をするだけでなく、その要求が正当であると信じ、それを相手に理解させるための行動や姿勢が伴っているんだ。
また、「初志貫徹」という四字熟語は、最初に立てた計画や目標を最後まで守り通すことを強調しているんだ。ここでの「初志」とは、初めて何かを始めたときの熱意や意志のこと。つまり、この言葉は、その初めの熱意を最後まで保ち続けることを表しているんだよ。
だから、「貫徹」という言葉は、何かを最初から最後までしっかりとやり通す、途中であきらめずに続けることを表しているんだね。
貫徹(かんてつ)の使い方
貫徹(かんてつ)の例文
- 要求を貫徹するまで闘う。
- 初志を貫徹する。
- 賃上げ要求を貫徹する。
- 与えられた役割を貫徹する。
- 正義の精神を貫徹する。
貫徹の文学作品などの用例
-
・・・に対し、作者は目的を貫徹するための執拗な周密な行動を、集注し指・・・ 宮本百合子「一連の非プロレタリア的作品」
「貫徹」と「完徹」の違いを解説
「貫徹」と同じ読み方の語に「完徹(かんてつ)」があります。
「完徹」は、完全な徹夜の略。「徹夜」を強めた言い方です。
一方、「完徹」は、完全に徹夜をすることを指している。普通の「徹夜」よりも強調されている言葉だよ。
一方、「完徹」は、夜寝ずに朝まで起きてることやな。でも、「徹夜」とはちょっとちゃう。もっとガッツリと徹夜したって感じやな。
「貫徹」と「完徹」は。同じ読み方ですが意味は違います。
つまり、途中であきらめずに、ずっとその考えや方針を続けることを意味しているんだ。