軽口の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
軽口
【読み方】
かるくち
【意味】
①調子が軽くておもしろい言葉・話。たわいないが、気がきいていて滑稽みのある言葉・話。
②軽妙なしゃれ。江戸時代に流行した地口 (じぐち) ・秀句 (しゅうく) の類。
③口が軽くてよくしゃべること。また、そのさまや、そのような人。
④「軽口話 (かるくちばなし) 」の略。
⑤淡白な味。
それから、よく喋る人や口が軽い人のことも言うんやな。そして、「軽口話」の略やね。あとは、味がさっぱりしてるって意味もあるんやな。この言葉、色んな使い道があるわぁ。
【語源・由来】
「軽」は「かるがるしい。」
「口」は「くち。」
【類義語】
冗談、ジョーク
軽口(かるくち)の解説
「軽口」という言葉は、さまざまな意味や使い方がある言葉なんだよ。
1番目に、調子が軽くて面白い言葉や話のことを指す時に使うよ。たとえば、冗談やジョークなどを言った時、それは「軽口」を言ったと言える。要するに、ちょっとした冗談やユーモアな感じの話をすることを指すんだ。
2番目の意味は、昔の日本、特に江戸時代に人気だった、地口(じぐち)や秀句(しゅうく)ことを指しているんだ。「地口」とは、ちょっとした面白い言葉遊びやジョークのことで、「秀句」は、短い詩や句の中で特に素晴らしいと思われる部分を指すことだよ。「軽口」は、そういった地口や秀句のような、面白くて軽妙な詩やジョークのことを表すこともあるんだ。
3番目は、口が軽い、つまりよくしゃべる人のことや、そのような様子を示しているよ。「軽口を慎む」っていう表現は、「余計なことを言わないように気をつける」という意味になるね。また、「軽口な人」とは、よくしゃべる人や、冗談を言うことが多い人のことを指すんだ。
4番目は、「軽口話」という言葉の略だよ。「軽口話(かるくちばなし)」とは、主に短くて面白おかしい話やエピソード、あるいはちょっとした噂やゴシップのような内容を指す言葉なんだよ。これは、人々が日常の中で気軽に楽しめる、ちょっとした話題やエピソードを共有する時に使われることが多い。
5番目は、飲み物や食べ物の味のことを指しているんだ。特に酒などの味があっさりとしていて、濃厚でない場合に「軽口の酒」と言うことがあるよ。
だから、「軽口」という言葉は、状況や文脈によって、ちょっとしたジョークから、味のことまで、いろんな意味で使われるんだね。
軽口(かるくち)の使い方
軽口(かるくち)の例文
- 彼らは、軽口を飛ばしながら笑い合っていた。
- 機嫌が良い健太くんは、珍しく軽口を飛ばしていた。
- この程度の軽口は聞き流してくれるものと思ったのに、ともこちゃんは怒り始めた。
- 先程まで愉快そうに軽口を交わし合っていたが、いつの間にか疲れて眠ってしまったようだ。
- 軽口を叩いて、みんなの緊張をほぐした。
軽口の文学作品などの用例
「軽口を叩く」とは?
「軽口」を用いた慣用句に「軽口を叩く」があります。
「軽口を叩く」の「叩く」は、ここでは、(多く「…口をたたく」の形で)さかんに、またいろいろに言うという意味です。(例:無駄口を叩く、陰口をたたく)
「軽口を叩く」とは、軽気がきいていて滑稽みのある言葉をいうという意味です。
たとえば、友達とのからかいとか、ちょいとウケ狙いのコメントとかそんな感じのことを「軽口を叩く」っていうんやね。さっと面白いことを言うのが得意な人は、よく軽口を叩くタイプやろな。
【例文】
- 適当に軽口を叩き、楽しんでいる風を装った。
- 最初は軽口を叩きながら作業をしていたが、後半はそんな余裕は無かった。
- 軽口を叩いて不安を見せないようにした。
3つ目は、おしゃべり好きなこと、または、そういう性格の人のことを指すんだ。 4つ目は、「軽口話(かるくちばなし)」という言葉の略としても使われる。 そして、5つ目は、あっさりとした味のことを指すよ。