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「加勢」の意味と使い方や例文!「加勢する」とは?(類義語・対義語)

加勢の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
加勢

【読み方】
かせい

【意味】
力を貸して助けること。また、その人や兵。助勢。応援。

二字熟語の博士
「加勢」という言葉は、他人の力を借りて助けを求めたり、その助ける人や応援する人たちのことを指すんだよ。
助手ねこ
ええな。それは、つまり、「誰かを助けることや、助けられる人たち」のことやな。

たとえば、サッカーの試合で応援団が来て、がんばれーって言ってるのも加勢やな。一人やときついことも、みんなで力を合わせればなんとかなるってことやろ。助け合いって大切やねんな。

【語源・由来】
「加」は「くわわる。仲間に入る。」
「勢」は「いきおい。さかんな力。」

【類義語】
手助け、力添え、後押し、肩入れ

【対義語】
妨害、邪魔

加勢(かせい)の解説

カンタン!解説
解説

「加勢」という言葉は、力を出して誰かを助けたり、サポートすることを意味しているんだよ。

例えば、サッカーの試合で、チームメイトが困っている時に、他の選手が駆けつけて手助けすることを考えてみて。その駆けつけて助ける行為を「加勢する」と言うんだ。それと同じように、どんな状況でも、誰かが困っている時に力を合わせてサポートすること全般を指すんだ。

また、意味合いの中に「また、その人や兵」という部分もあるんだけど、実際に加勢する人や、戦場で言うと加勢する兵士のことを指しているんだ。たとえば、戦争の昔の話や映画で、味方の兵士が敵に囲まれて大変な時に、他の兵士が駆けつけて助けるシーンがあるでしょ? その駆けつける兵士たちも「加勢」として呼ばれるんだ。

そして、「弱いほうに加勢する」とは、弱い立場の人やグループに力を貸して助ける、という意味だよ。例えば、学校で誰かがいじめられているときに、そのいじめられている子を守るために助ける行為も、この「加勢する」に当たるんだ。

だから、「加勢」という言葉は、困っている人や場面に向かって力を合わせて助けること、またはその助ける行為をする人や兵士のことを表しているんだね。

加勢(かせい)の使い方

健太
小田原城は、難攻不落の城だったんだよね。
ともこ
小田原城は城下町が城の中にあったから、加勢が来るまで籠城することが可能だったのよね。
健太
あの上杉謙信も武田信玄も小田原城攻めに失敗しているんだから、すごい城だよね。
ともこ
その最強の城を攻略した豊臣秀吉もすごいわよね。

加勢(かせい)の例文

例文
  1. 健太くんは私に加勢してくれるものと思っていたのに、ともこちゃんに加勢した。
  2. ともこちゃんが加勢してくれたら百人力で、勝利は間違いない。
  3. ウクライナに加勢したい、だが加勢することで世界大戦になったらどうしよう。
  4. ピッチャーとバッターの乱闘に、チームメイトが加勢した。
  5. 殿さまは、織田信長に加勢することを拒否したそうだ。

加勢の文学作品などの用例

  1. ・・・手に余れば、世の中の加勢も借りることが出来る。このくらい強いもの・・・ 芥川竜之介二人小町

  2. ・・・いつでも八っちゃんの加勢をするんだ。そして、「おおおお可哀そうに・・・ 有島武郎碁石を呑んだ八っちゃん

  3. ・・・れ、なかまへ饒舌る。加勢と来るだ。」「それだ。」「村の方へ走った・・・ 泉鏡花貝の穴に河童の居る事

「加勢する」とは?

加勢」は、「加勢する」という形で使うことがあります。

加勢する」とは、サ行変格活用の動詞「加勢する」の終止形で、力を貸して助けるという意味です。

二字熟語の博士
「加勢する」という言葉は、他の人や団体に力を貸して助けるという意味を持っているんだ。

言葉の形や活用としては「サ行変格活用」になるけど、要は誰かをサポートするということだね。

助手ねこ
ほほー、それはつまり、「加勢する」って言うたら、誰かのために力を合わせてお手伝いするってことやな。

例えば、友達が何かで困ってる時に、自分も力を出して助けたりすることか。サ行変格活用ってのはちょっとよくわからんけど、とにかく誰かをサポートするっていう意味で使うんやな。

【例文】

  1. 健太くんがともこちゃんに加勢することでピンチを乗り越えた。
  2. 日本が他国に攻められた時には米国が加勢することになっている。
  3. 健太くんは優勢な方に加勢しようと、日和見を決め込んだ。