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「堅物」の意味と使い方や例文!褒め言葉?(類義語・対義語)

堅物の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
堅物

【読み方】
かたぶつ

【意味】
きまじめで、融通の利かない人。かたじん。かたぞう。

二字熟語の博士
「堅物」という言葉は、とても真面目で、柔軟性が少ない、変わらない性格の人を指すんだよ。
助手ねこ
そやな。 つまり、いつもガチガチに真面目で、なかなか柔らかく変わらへん人のことを言うんやな。

みんなが「ほら、もうちょっと楽にいこうや!」って言っても、あの人は絶対にブレへんってことやろ?こりゃ、意外と使えそうな言葉やな!

【語源・由来】
「堅」は「かたい。しっかりしている。かたく。たしかに。」
「物」は「ひと。人柄。」

【類義語】
堅人、堅蔵、石部金吉

【対義語】
軟弱

堅物(かたぶつ)の解説

カンタン!解説
解説

「堅物」という言葉は、きまじめで、自分の考えや信念をしっかりと持っているけど、その反面、柔軟性があまりなくて、新しいことや変化を受け入れるのが少し苦手な人を指す言葉だよ。その他の言い方で「かたじん」とか「かたぞう」とも言うんだよ。

例えば、ちょっとした遊びやジョークを理解せず、いつも真面目な顔をしているような人や、ある特定のやり方や考え方にこだわって、他の方法や意見を受け入れられないような人を「堅物」と呼ぶことがあるよ。

だけど、この「堅物」という言葉は、完全にネガティブな意味だけで使われるわけではないよ。例えば、「彼は堅物だけど、その真面目さが信用できる」と言うように、信頼性や誠実さとして評価されることもあるんだ。きまじめで信念をしっかり持っていることは、多くの場面で良いこととして評価されることもあるからね。

だから、「堅物」という言葉は、真面目で固定された考えを持つ人、または変わることのない確固とした性格の人を指しているんだね。でも、その真面目さが人々に信頼されることもあるから、必ずしも悪い意味だけじゃないことを覚えておいてね。

堅物(かたぶつ)の使い方

ともこ
健太くんのお父さんは堅物で通っているわね。
健太
堅物で融通が利かないから、家族は困ってるんだよ。
ともこ
お酒も飲まないしタバコも吸わないんでしょう?
健太
お酒くらい飲んで、少しは陽気になってほしいな。

堅物(かたぶつ)の例文

例文
  1. 健太くんのお兄さんは、堅物で通っています。
  2. 彼は堅物なので、酒や賭け事には興味を示さない。
  3. ともこちゃんはユーモアのかけらもない堅物だ。
  4. 健太くんはその外見とは異なり堅物だ。
  5. 彼は堅物で、口数が少なく愛嬌もないから何を考えているのか分からない。

堅物は褒め言葉?

堅物」は、融通が利かない石頭な人というネガティブなニュアンスで使われることが多いです。

しかし、堅実な生き方をモットーとする人という意味も含まれ、褒め言葉にもなります。

一般的に、わからず屋な頑固者のような悪い意味で使われることが多いため、褒め言葉として使われることはほとんどありません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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