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「黙殺」の意味と使い方や例文!「無視」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
黙殺

【読み方】
もくさつ

【意味】
無視して取り合わないこと。

【語源・由来】
「黙」は、「声・言葉を出さない。だまる。」
「殺」は、「程度を強める語。」

【類義語】
不作為、看過、無視、黙認

【対義語】
重視

黙殺(もくさつ)の使い方

健太
市役所は住民の訴えを黙殺したそうだよ。
ともこ
ひどいわね。
健太
せめて事実調査をしてほしいよね。
ともこ
誠意ある姿勢を示してほしいわね。

黙殺(もくさつ)の例文

  1. 言いがかりを黙殺する。
  2. 社員の訴えを黙殺した。
  3. その討議で私の意見は黙殺された。
  4. 健太くんの提案を黙殺するおつもりですか。
  5. 政府は同盟国の勧告を黙殺することに決めた。

「黙殺」と「無視」の違いは?

黙殺」に似ている語に「無視(むし)」があります。

無視」は、「あるものを無いもののように扱うこと。」という意味です。

黙殺」も「無視」も、あるものを無いもののように扱うことをいう点は同じです。

しかし、「黙殺」は人に関することのみに使われます。対して「無視」は、人に関することのほかに、「校則を無視する」というように、規則などの存在を認めないことをいうなど幅広く使われる点が違います。

人に関する場合、「無視」より「黙殺」の方が、相手に対して手厳しい態度をいうことが多いです。