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「復古」の意味と使い方や例文!「王政復古」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
復古

【読み方】
ふっこ

【意味】
昔の状態・体制に戻ること。また、戻すこと。

【語源・由来】
「復」は「もとの状態にもどる。もどす。」
「古」は「いにしえ。むかし。」

【類義語】
再興

【対義語】
改新

復古(ふっこ)の使い方

健太
一度廃止した校則が元に戻って、生徒が校長先生の支配下になるなんて、まるで王政復古だね。
ともこ
校則が無くなって、調子に乗りすぎたからよ。
健太
自由を謳歌してもいいじゃないか。
ともこ
謳歌しすぎたからこういう結果になったのよ。

復古(ふっこ)の例文

  1. ナポレオンを忌み嫌っていた復古政府は、巧みに国民の疲労や母親らの恨みを利用し反発心を抱かせた。
  2. 復古主義の現れから、新しい屋敷に寝殿造りの様式を用いた。
  3. 儒学と対立する国学が勃興し、復古思想を根拠にして国粋主義を唱えました。
  4. 復古主義的な政策は当時の実情に合わず、さらに国内は混乱した。
  5. 健太くんの思考は復古な傾向があり、彼が描く理想国家は儒教的だった。

「王政復古」とは?

復古」は「王政復古」という表現で知られています。

王政復古」とは、

武家政治・共和制などが廃されて、再びもとの君主政体に復すること。日本では、慶応3年12月9日(1868年1月3日)、倒幕派による王政復古の大号令により政権が朝廷に戻ったことをいう。ヨーロッパでは、イギリスのピューリタン革命、あるいはフランス革命による共和制ののちに、もとの王朝政治に戻ったことなどをいう。

「王政」は王や天皇の行う政治のこと。

王政復古の大号令」「王政復古の詔」というように使われます。