喧伝の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
喧伝
【読み方】
けんでん
【意味】
盛んに言いはやして世間に広く知らせること。
なんか、良い情報も悪い情報も、みんなでガヤガヤ言うと、あっという間に知れ渡るってことやな。これは、口コミの力ってやつを侮れんってことやね。
【語源・由来】
「喧」は「口々にしゃべり立ててやかましい。かまびすしい。」
「伝」は「ひろめる。」
【類義語】
鳴り物入り
喧伝(けんでん)の解説
「喧伝」という言葉はね、みんながすごく盛んに話を広めて、たくさんの人に知ってもらうことを意味しているんだよ。
たとえば、「世に広く喧伝された事件」というのはね、ある事件がたくさんの人々によって、すごくたくさん話されたり、ニュースになったりして、最終的には世界中の人がその事件のことを知るようになったっていう状況を示しているんだ。
また、「喧伝された逸話」というのは、ある逸話が人々の間で盛んに話されて、結果として多くの人に知られるようになったことを言うんだよ。これは、ある人が昔、勇敢なことをしたとか、大成功を収めたとか、そういう人々の心を動かしたり、記憶に残るような特別な話が、広く伝わっていったことを表しているんだ。
だから、「喧伝」という言葉は、何かの情報や話題が人々によって広く話され、多くの人々の間で知られるようになることを表しているんだね。
喧伝(けんでん)の使い方
喧伝(けんでん)の例文
- 広く喧伝された逸話だ。
- 子供の活字離れが喧伝されている。
- 政府は原発の安全性を喧伝しているが、それならばなぜあのような事態に陥ったのだろう。
- 2月に内閣が改造されると喧伝されている。
- 喧伝されている効果は、医学的に証明されていない怪しい物ばかりだ。
喧伝の文学作品などの用例
「喧伝」と「宣伝」や「吹聴」の違いを解説
「喧伝」に似ている語に「宣伝」や「吹聴」があります。
「宣伝」と「吹聴」の意味
「宣伝」は
① 商品の効能や主義・主張などに対する理解・賛同を求めて、広く伝え知らせること。
② 事実以上に、また、事実を曲げて言いふらすこと。
という意味です。
「吹聴」は言いふらすこと。言い広めること。
という意味です。
「喧伝」「宣伝」「吹聴」の違い
「喧伝」「宣伝」「吹聴」は「広める」という点が共通しています。
「喧伝」と「吹聴」は似ていますが、広める範囲に違いがあります。
「吹聴」は「健太くんの悪口を吹聴する」というように、広まる範囲が限定的に使われることが多いです。
対して、「喧伝」は「世間に」というより広いニュアンスで使われます。
また、「吹聴」は「喧伝」よりも批判的なニュアンスが強いです。
「宣伝」は商品の紹介や性能を伝える意味があるので「吹聴」や「喧伝」と意味が違います。
さらに「吹聴」は、情報を広める行為を指すけれど、こちらは特に個人的な話やうわさを指すことが多く、比較的限られた範囲での情報の広がり方を示すことが多いんだ。
でも、「吹聴」はもっと個人レベルで「聞いた?あの人こんなことしたって」みたいな、小さい範囲でのうわさ話や情報の広がり方やな。要は、何をどう広めるかによって、喧伝、宣伝、吹聴と使い分けるんやね。
そして、その結果として情報が広まっていく様子を表しているんだよ。