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「諸々」の意味と使い方や例文!「諸々承知しました」とは?目上には失礼?(類義語)

【二字熟語】
諸々

【読み方】
もろもろ

【意味】
多くのもの。すべてのもの。皆。

【語源・由来】
「諸」は「もろ。もろもろ。いろいろな。多くの。」

【類義語】
様々、色々

諸々(もろもろ)の使い方

健太
最近、異常気象のせいで川や湖が干上がっているらしいね。
ともこ
世界各地で干上がった場所から遺跡が発見されているのよ。
健太
遺跡から諸々のことがわかって歴史が塗り替えられるかもしれないね。
ともこ
歴史の研究家にとっては大チャンスよね。

諸々(もろもろ)の例文

  1. コロナ禍など、諸々のことがあって流れが変わった。
  2. 諸々の事情によって、その行事は時期をずらすことになりました。
  3. その企業に諸々の協力をしてもらっている。
  4. 文学とか哲学とか宗教とか、諸々の思想というものがそこから生れて育ってきたのだ。それはすべて生きるためのものなのだ。(坂口安吾、教祖の文学)
  5. パーティーでは、諸々の話で盛り上がりました。

「諸々承知しました」とは?目上には失礼?

諸々」は、「諸々承知しました(もろもろしょうちしました)」という表現で使われることがあります。

諸々承知しました」とは、「それらすべてを聞き入れました。それらすべてを理解しました。」という意味です。

諸々承知しました」は、たくさんのことをいわれて、それらすべてを理解したことを相手に伝える表現です。

諸々承知しました」は、「承知しました」が丁寧な表現なので、目上の人に対しても使うことができます。

諸々」は、ざっくりまとめてすべてという意味なので、謝罪で使うと失礼になります。

謝罪の際には、すべてではなく、一点一点、悪かった点を謝った方が良いでしょう。