結実の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
結実
【読み方】
けつじつ
【意味】
①草木が果実を結ぶこと。
②転じて、一般に、努力の成果を上げること。また、そのもの。結果。
頑張りが結果につながるっていう、うれしいお話やな。やっぱり、努力は大事やねんな!
【語源・由来】
草木が果実を結ぶ意から。
【類義語】
成果、効果、たまもの、産物、結晶、収穫、所産、実現
【対義語】
(努力が結実するの対義語)努力が空回りする、徒労に終わる、努力が報われない
結実(けつじつ)の解説
「結実」という言葉は、2つの意味があるんだ。
まず、1つ目は、草木が花を咲かせた後で、果実を作ることを言うんだ。たとえば、リンゴの木が春にきれいな花を咲かせて、夏になるとリンゴがなるようなことが「結実」なんだよ。「結実期」という言葉は、その果実が実際にでき始める時期のことを指しているんだ。
もうひとつの意味では、人の努力や取り組みが、最終的にいい結果や成果を生むことを表しているんだ。これは、植物が実をつける自然の過程と似ていて、人が何か目標に向かって一生懸命働いたり、勉強したり、何かを作り出したりすることが、最後には成功や報酬、認められることにつながるという意味なんだ。例えば「長年の努力が結実した」は、長い時間努力してきたことが、ついに良い結果として現れた、という意味なんだ。
だから、「結実」という言葉は、植物が果実を作ること、人が一生懸命努力して得た良い結果、この両方を表しているんだね。
結実(けつじつ)の使い方
結実(けつじつ)の例文
- 力を尽くしてきたので、成果が一つ一つ結実していることに喜びを感じる。
- 研究の成果が結実し多くの人を救うことができた。
- 努力は結実することなく倒産という結果に終わった。
- ともこちゃんの飽くなき探求心と努力が優れた論文として結実した。
- 健太くんの挑戦は残念ながら結実しなかった。
結実の文学作品などの用例
-
・・・の人生の最大の幸福、結実が得られないのであるならば、勇ましくまと・・・ 倉田百三「人生における離合について」
「努力が結実する」とは?
「結実」は「努力が結実する」という表現で用いられることがあります。
「努力が結実する」は「それまでの努力がよい結果となって現れること。」という意味です。
まるで種をまいて水をあげて、やがて実る果物のようにね。
まるで、毎日ちょっとずつ世話をして、しっかり育てた野菜が立派に実るようなもんやな。ちょっと時間はかかるけど、その甲斐があるってことやね。
二つ目の意味は、努力が実を結ぶこと。つまり、頑張った結果、良い成果が得られることや、その成果自体を指しているんだね。