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「決然」の意味と使い方や例文!「決然とした態度」とは?(類義語)

決然の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
決然

【読み方】
けつぜん

【意味】
きっぱりと決心したさま。思い切ったさま。

二字熟語の博士
「決然」という言葉はね、人が何かを決めるときに、ぐずぐずせずにしっかりと意志を決める様子を表しているんだ。

迷いが全くなく、思い切りのいい態度を示すことを言うんだ。

助手ねこ
あぁ、なるほどな。つまり「迷いなくバッチリ決めて、思い切って行動する」ってことやな。

迷い迷いの「あーでもない、こーでもない」じゃなくて、「これや!」ってバシッと決めるスタイルのことを言うんやな。やるって決めたら、ビシッと決めてやりきる、そういう気持ちの大切さを教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
「決」は「思い切って。きっぱりと。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」

【類義語】
毅然、断固、断然、きっぱり

決然(けつぜん)の解説

カンタン!解説
解説

「決然」という言葉は、すごくはっきりとしていて、迷いがない感じを表すんだよ。誰かが何かをする時に、全然迷っていなくて、とっても自信がある様子を示すんだ。

たとえばね、「決然たる語調」っていうのは、誰かが何かを話すときに、すごく自信があって迷いがないような話し方をすることを意味しているんだ。そういう話し方は、聞いている人にも強い印象を与えて、その人が何を言いたいのかを明確に理解させる効果があるんだよ。つまり、話す人が自分の考えや意見をとても強く持っていて、それをはっきりと伝える声の使い方や話し方をしていることを言うんだ。

また、「決然と取り組んでいる」というのは、誰かが何かの仕事や問題、活動などに対して、とても思い切りがよくて、迷いがない態度で取り組んでいることを表しているんだよ。たとえば、学校でとても難しい課題があって、ある子が「決然と取り組んでいる」と言われたら、その子はその課題に対して、怖がることなく、自信を持って、しっかりとした態度で取り組んでいるってことなんだ。

だから、「決然」という言葉は、自信があり、迷いがなく、思い切りよく行動している様子を表す言葉なんだね。

決然(けつぜん)の使い方

ともこ
珍しく健太くんが、熱意にあふれた決然とした表情をしているわ。
健太
この任務は成功させるよ。
ともこ
学校の平和のために成功すると良いわね。
健太
全校生徒のためにがんばるよ。

決然(けつぜん)の例文

例文
  1. 決然と立ち上がる。
  2. 決然たる態度で臨む。
  3. 決然とした態度でその件に対処した。
  4. 決然と要求をはねつける。
  5. 不正に対して決然とした態度をとる。

決然の文学作品などの用例

  1. ・・・を続けざまにしたが、決然としてすっくと立った。「ちょっと御挨拶を・・・ 泉鏡花革鞄の怪

  2. ・・・夫人は決然たるものありき。「何も痲酔剤を嗅いだからって、譫言を謂・・・ 泉鏡花外科室

  3. ・・・―― 私は決然として、身ごしらえをしたのであります。「電報を――・・・ 泉鏡花雪霊続記

「決然とした態度」とは?

決然」を用いた表現の一つに「決然とした態度」があります。

決然とした態度」は、断固とした姿勢という意味です。

二字熟語の博士
「決然とした態度」というのは、迷いがなくて、すごくしっかりとした態度のことを言うんだよ。

自分の考えや意志がはっきりしていて、それに基づいて行動している様子を表しているんだ。

助手ねこ
ああ、それはつまり、ぐずぐずせずに「こうするんや!」って強く決めてる感じやな。自分の信じることにしっかりと立ち向かうような、めっちゃかっこいい姿勢やね。

やっぱり、決めたことに対してはガッツリと態度で示すんがええんやな。

【例文】

  1. 決然とした態度の潔さに心打たれた。
  2. 生徒会長として決然とした態度をとった。
  3. 決然とした態度で立ち上がった。