祈願の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
祈願
【読み方】
きがん
【意味】
ある目的が達成されるように、神仏に祈り願うこと。
【語源・由来】
神仏に祈り願う意。
【類義語】
祈念、祈禱
祈願(きがん)の解説
「祈願」という言葉は、特定の目的や願いが叶うように、神や仏にお祈りをすることを指すんだよ。
この言葉は、日本でよく言う「お願い」のことだけど、ただお願いをするだけではなく、心の中で本当にその願いを叶えてほしいと深く思うことなんだ。神社やお寺で手を合わせてお祈りすることや、願いを書いた「絵馬」を掛けることも「祈願」に当たるんだよ。簡単に言えば、大切なことを神や仏にお願いする行為のことなんだ。
例えば、「世界平和を祈願する」っていうのは、世界中が平和になることを心から願って、神や仏にお祈りをするっていう意味だよ。みんなが仲良く暮らして、戦争や争いがないようにと願うことを指しているんだね。
また、「必勝祈願」という表現は、どんなに困難な状況でも絶対に勝ちたい、という強い気持ちで神や仏にお祈りをすることを言うんだよ。たとえば、スポーツの試合や大切な試験の前に、絶対にうまくいくようにと願ってお祈りをすることを示しているよ。
だから、「祈願」という言葉は、自分の願いや目的を叶えるために、心から神や仏にお祈りすることを表しているんだね。
祈願(きがん)の使い方
祈願(きがん)の例文
- 姉さんが安産祈願のお守りを持っていたから、妊娠したのかもしれない。
- 健太くんの病気全快を神社で祈願した。
- 源頼朝が、戦勝祈願に訪れていたと言われる神社です。
- 工事開始に先立って、建設工事安全祈願祭が行われました。
- 山開きで、登山者の安全を祈願しました。
祈願の文学作品などの用例
「祈願」と「祈念」の違いを解説
「祈願」に似ている語に「祈念(きねん)」があります。
「祈念」は、「祈り念ずること。いのり。祈願。」という意味です。
「祈願」も「祈念」も、願いがかなうように祈ることをいいます。
しかし「祈願」は、宗教や神仏に祈るというニュアンスが強いです。
対して「祈念」は、神仏への祈りという意味よりも、「国際平和を祈念する」のように、他人あるいは世の中一般について、良い状態が実現するよう心の中で念じる意味で使われることの方が多いです。
一方で「祈念」は、願い事が叶うようにとの一般的な祈りを指しているんだ。
一方の「祈念」はもっとざっくりとした、いいことが起こるようにとか、うまく行くようにって祈ること。似てるけど、祈る内容や背景がちょっと違うんやな。