帰結の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
帰結
【読み方】
きけつ
【意味】
①物事が種々の経過の後、おちつくこと。また、そのおちつく所。おわり。結着。
②(哲)(consequence)何らかの事態を原因として、それから結果として生ずる状態。または一定の前提から論理的に導き出される結論。
2つ目は、たとえば「この原因からこれが起きた!」っていう結果や、頭で考えたときの「ああ、これが答えや!」っていう最後の結論のことやろ?考えたり、経験したりして、最後に出てくる答えや結果のことやな。
【語源・由来】
「帰」は「あるべき所におさまる。行きつく。おちつく。」「結」は「実をむすぶ。しめくくる。まっとうする。」という意味。このことから、「おちつく所。結着。」という意味。
【類義語】
帰着、帰する、帰趨
【対義語】
起因、原因、前提、動機
帰結(きけつ)の解説
「帰結」という言葉は、物事が進んで最終的にどうなるか、または結果として出てくることを表す言葉なんだよ。
まず、一番基本的な意味として、物事がある一定の流れや過程を経て、最後にどうなるか、またはどこにたどり着くかを「帰結」というんだ。例えば、学校でたくさん勉強した結果、テストで高い点数を取るというのは「帰結」として考えることができるよ。「当然の結論に帰結する」では、何かが自然な流れで進んで、予想通りの結果や結論になることを示しているんだ。
次に、もう少し難しい意味だけど、哲学や論理学の中では、「帰結」はある原因や条件から生じる結果や状態を指すことが多いんだ。例えば、雨が降ると地面が濡れる。ここで「雨が降る」が原因で、「地面が濡れる」がその結果、つまり「帰結」として考えられるよ。また、論理的な議論の中では、前提や条件が与えられたときの結論や答えも「帰結」と呼ばれることがあるよ。
また、これとは逆の概念に「理由」というものがあって、それはなぜ何かが起こったのかの背景や原因を示す言葉なんだ。
だから、「帰結」という言葉は、物事が進行して最終的にどうなるか、またはある事情や前提から生まれる結果や結論を表しているんだね。
帰結(きけつ)の使い方
帰結(きけつ)の例文
- 世界の平和は核兵器の廃絶に帰結する。
- 当然の帰結として、健太くんの案は否決された。
- 健太くんの一言は、どんな帰結を迎えたのか知るには十分だった。
- 健康とは毎日何を口にしたかの帰結です。
- 政治不信は、投票率低下という形に帰結した。
帰結の文学作品などの用例
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・・・の問題だということに帰結した。 新しい理想は、男子に於ける如く、・・・ 小川未明「婦人の過去と将来の予期」
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・・・行的人生の理想または帰結を標榜することでないか。もしそうであるな・・・ 島村抱月「序に代えて人生観上の自然主義を論ず」
「帰結」と「帰着」の違いを解説
「帰結」と似た意味の言葉に「帰着(きちゃく)」があります。
「帰着」は議論などが最終的におちつくこと。また、そのおちついたところ、帰結。結着。
「帰結」「帰着」はともに「おちついたところ」という意味ですが、厳密にいうと「帰結」はどこに落ち着いたかというニュアンスが含まれ「帰着」は議論の末に戻ってきたというニュアンスが含まれます。
文脈に適した方を選んで使いましょう。
一方、「帰着」は、いろいろな過程や状況を経て最終的に到達する、または落ち着くところを意味するんだ。
それに対して、「帰着」は、いろんなことがあった後で、最後にどうなったか、どこにたどり着いたかのことやな。旅の最後に家に帰ってくるみたいな感じか。似てるけど、ちょっと違うニュアンスがあるんやな。
2つ目は、哲学的な意味で、ある事態を原因として起こる結果や、論理的に考えた時の最終的な結論のことを言うんだよ。