緊密の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
緊密
【読み方】
きんみつ
【意味】
①隙間なく付着していること。物事の関係が密接なこと。また、そのさま。
②厳重。厳密。
もう一つは、めっちゃ厳しいことやな。学校の規則が厳しいとか。めっちゃしっかりしてて、ゆるゆるせぇへんでってやつやな。
【語源・由来】
「緊」は「かたい。きつくしめる。かたくしまる。ひきしめる。ちぢむ。」
「密」は「すきまがない。こみいっている。厚い。こまかい。くわしい。」
【類義語】
密接、接近 近接
【対義語】
剥離、分離
緊密(きんみつ)の解説
「緊密」っていう言葉はね、二つの意味があるんだよ。
まず一つ目の意味では、物と物がぴったりとくっついて、隙間がない状態のことを言うんだよ。物事について言うと、人と人との関係とか、仕事のやりとりがとっても密接で、しっかりとつながっていることを指すんだ。例えば、「緊密な連絡をとる」というのは、ちゃんとこまめに情報を交換しながら、途切れることなく連絡し合うことだよ。また、「更に緊密して行く車に車夫達の姿は見えなくなり」〈横光・上海〉というのは、車と車がどんどん密接になっていって、その結果、車夫の姿が見えなくなっちゃったっていう状況を表しているんだね。
もう一つの意味では、物事がとっても厳しい、つまり厳格な状態を意味しているんだ。この場合は、規則がすごくしっかりしていて、それに対してとても厳しくすることを表すんだよ。たとえば、「緊密ニ仰セ付ケラルル」〈日葡〉という古い文章の中で使われている「緊密」は、命令や指示がすごく厳しいことを示しているんだ。
ちなみに、「緊密」の名詞形で「きんみつさ」というのがある。「緊密さ」って言い方もするよ。これは、物と物がぴったりくっついているさまや、関係や事柄がとても密接であるさま、あるいは、とても厳しいさまを指す言葉だね。
だから、「緊密」という言葉は、物や人、事柄がとっても密接につながっている状態や、何かがすごく厳しいということを示しているんだよ。
緊密(きんみつ)の使い方
緊密(きんみつ)の例文
- 小説の内容と形式には緊密な関係がある。
- 緊密に連絡を取り合っています。
- 緊密に当局と協力する。
- 日米の間には緊密な関係がある。
- この街では医療と福祉が緊密に連携している。
緊密の文学作品などの用例
-
・・・それは格調の緊密なアララギにひかれるのもよくわかります。しかし緊密・・・ 宮本百合子「歌集『仰日』の著者に」
「緊密」と「密接」や「親密」の違いを解説
「緊密」に似た語に「密接」「親密」があります。
「緊密」と「密接」の違い
「密接(みっせつ)」
①隙間なくぴったりくっつくこと。密着。
②関係が甚だ深いこと。
という意味です。
一方で「密接」という言葉は、物が隙間なくしっかりと接着している様子や、関係性がとても深く結びついていることを言うよ。
ほんで、「密接」はな、それもまたぴったんこにくっついてるってことやけど、特に人と人とのなかがすごく深いってことを言いたい時に使うんやな。なんや、ふたつとも似てるけど、ちょっと感じが違うってことやな。
【例文】
- 窓は隣の建物に密接している。
- 密接な関りを持つ。
「緊密」と「親密」の違い
「親密(しんみつ)」の意味は、「相互の交際の深いこと。したしくつき合っていること。」
一方で「親密」とは、人と人との間にある深い信頼や親しさを意味する言葉だ。仲の良い友達や、親しみを感じる関係に使われることが多いね。
ほんで、「親密」はもっと心の距離が近いってことやんな。親しい友達や、信頼しあってる人たちの間でよく使われる言葉やね。これは、心が温かくなるような、なんちゅうか、家族みたいな感じか。
【例文】
- 親密な間柄。
- 親密の度合いを加える。
二つ目の意味は、とても厳しいこと、厳格さを意味しているね。