読み方で悩みやすい漢字の一つに、「琴線」があります。
Q「琴線」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
琴線の読み方
- 「きんせん」
- 「ことせん」
- 「きんせん」と「ことせん」両方とも
このページでは、悩みやすい「琴線」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「琴線」の読み方は、「きんせん」?「ことせん」?
琴線の正しい読み方は、「きんせん」「ことせん」どちらなのでしょうか。日常ではあまり使わない言葉なので、読み方に悩むかもしれませんね。
「琴」の音読みには「キン」「ゴン」があります。
琴線の読み方としては「きんせん」が正しく、「ことせん」は間違いになります。
正解は、①の「きんせん」です。
広辞苑には「きんせん」の項目はありますが、「ことせん」はありません。
「琴線」の意味
「琴」には「こと(弦楽器の一種)」の意味があります。また、「線」には「いと」「糸のように細く長いもの」の意味があります。
琴線の意味は「琴の糸」「感じやすい心情」「心の奥に秘められている、感動し共鳴する微妙な心情」です。
琴線を用いた例文には「心の琴線に触れる」があります。
新明解国語辞典(第四版)の琴線の項目には「古代解剖学で、心臓を包み支える腱(神経)と考えられたもの」とあり、古くは「心糸」「心弦」と訳され、のち「心情」「情緒」に定着したことが記されています。
「心の琴線に触れる」とは、人の心の中にある(心臓を支える)弦に触れることによって、大きな感動や共鳴を与えることを表しています。
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まとめ
- 琴線の読み方は「きんせん」が正しい。
- 「ことせん」と読むのは間違い。
- 琴線は「心の中にある感動や共鳴をもたらす心情」を意味する。