岐路の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
岐路
【読み方】
きろ
【意味】
①道が分かれる所。分かれ道。
②将来が決まるような重大な場面。
③本筋ではなく、わきにそれた道。
3つめは「本筋じゃない、ちょっとした横道」みたいな感じやろ?特に2つめの意味は、人生で大事な選択をする時や、どっちの道を選ぶか迷ってる時によく使われるんやな。ええ言葉やね、これは。
【語源・由来】
「岐」は「本道から枝分かれした道。行き方が幾筋にも分かれること。」
「路」は「みち。人や車の行き来するみち。物事のすじみち。道理。」
【類義語】
分かれ道
岐路(きろ)の解説
「岐路」っていう言葉はね、大きく3つの意味があるんだよ。
まず最初の意味は、「道が分かれる所」だよ。これは最も基本的な意味で、物理的な道や交差点のことを指す時に使われるよ。たとえば、山の中でハイキングをしているときに、一つの道が2つの方向に分かれている場所があると、それは「岐路」だね。
二つ目の意味は、「将来が決まるような重大な場面」だよ。この意味は、物理的な道ではなく、人生の中での選択や決断の場面を指すんだ。人生にはたくさんの選択があるけど、その中でも特に大切な、未来を大きく左右するような選択の時にこの「岐路」という言葉が使われることが多いよ。例えば、「命運を左右する岐路に差し掛かった」という時は、「人生でとっても重要な選択をしなきゃいけない瞬間が来た」ってことを意味してるんだ。
そして三つ目の意味は、「本筋ではなく、わきにそれた道」。これは、話の本題から離れた、関係ない話題や道筋のことを言うんだ。例えば、「余が頗る学問の岐路に走るを知りて」〈鴎外・舞姫〉というのは、「自分が本来の学問からそれた、関係ない方向に行ってしまったことを知って」という意味なんだよ。
だから、「岐路」という言葉は、分かれ道、大切な決断の時、または話の本筋からそれた話題という3つの大事な意味を持っているんだね。
岐路(きろ)の使い方
岐路(きろ)の例文
- 人生の重大な岐路に立った時、後悔のない選択をしたい。
- 今思えば、あれが人生の岐路だったのだろう。
- 人生の岐路に立ち、思い悩んでいる時にその宗教に出会った。
- 成功した先輩たちの言葉は、岐路に立つ高校生に勇気を与えた。
- 勝利か敗北かの岐路に立たされていることを実感する。
岐路の文学作品などの用例
-
・・・話は少しく岐路に入った、今再び立戻って笑わるべき僕が迷信の一例を・・・ 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」
「人生の岐路に立つ」とは?
「岐路」は、「人生の岐路に立つ」という表現で使われます。
「人生の岐路に立つ」とは、人生を左右するような大きな決断を迫られる転機のことをいいます。
この選択は、その後の人生に大きな影響を与えるような決断のことだよ。
たとえば、どこの学校に行くか決めるときや、どんな仕事を選ぶか、みたいな大きな決断のときに使うんやな。これをどっちに進むかで、自分の人生がぜんぜん違ってくるってことやね。
【例文】
- 芸人の夢をあきらめるか、家業を継ぐか人生の岐路に立つ。
- 結婚するか、仕事に邁進するか、出産適齢期がある女性の多くは、人生の岐路に立たされる瞬間が多い。
- 人生の岐路に立ち、改めて自分の人生を振り返った。
さらに、重要な決断や選択を迫られる状況、つまり「将来が決まるような重大な場面」のことも言うんだ。それに加えて、「本筋からそれた道」という意味もあってね、物事の本来の流れから外れた状況を指すこともあるんだよ。