【二字熟語】
滑稽
【読み方】
こっけい
【意味】
①おもしろおかしく、巧みに言いなすこと。転じて、おどけ。道化。諧謔(かいぎゃく)。
②いかにもばかばかしく。おかしいこと。
【語源・由来】
「滑」は「乱」、「稽」は「同」の意。
弁舌巧みに是非を言いくるめること。また、「稽」は酒器の名で、酒がとめどなく流れ出るように、弁舌のよどみない意ともいう。
【類義語】
おもしろい、ユーモラス、おかしい、コミカル、ひょうきん、ばかばかしい、荒唐無稽
【対義語】
つまらない、おもしろくない、厳格、真面目
「滑稽な姿」は悪い意味?
「滑稽」を用いた語に「滑稽な姿」があります。
「滑稽」には「おもしろおかしく巧みな」という意味と「ばかばかしい」という意味があり、悪い意味良い意味両方に使われます。
【良い意味】
・道化師の滑稽な姿にみんな笑い転げた。(道化師のおもしろおかしい姿に、みんなが笑い転げた。)
【悪い意味】
・僕の滑稽な姿を見て彼は見下したように笑った。(僕のばかばかしい姿を見て、彼は見下したように笑った。)
このように「滑稽」は良い意味、悪い意味両方に使われます。なので会話で誤解を与えないよう注意して使いましょう。
滑稽(こっけい)の使い方
ともこちゃんの友達は、滑稽なほどともこちゃんの服装を真似するね。
人の友達をそんな風に言わないで。
真似されてばかりで嫌じゃないの?
真似したくなるくらい素敵だと思われているなら、うれしいことだと思うわ。
滑稽(こっけい)の例文
- 本人は大真面目だが、はたから見れば滑稽だ。
- 滑稽なしぐさをしてともこちゃんを笑わせた。
- 滑稽なことをいう。
- ピエロが滑稽なパントマイムをしてみせた。
- その帽子をかぶると滑稽に見える。