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「推定」の意味と使い方や例文!「推測」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
推定

【読み方】
すいてい

【意味】
①ある事実を手がかりにして、おしはかって決めること。
②法律で、ある事実または法律関係が明瞭でない場合に、一応一定の状態にあるものとして判断を下すこと。
③統計調査で、ある集団の性質を調べる場合に、その集団から抽出した標本を分析することによって集団全体の性質を判断すること。

【語源・由来】
「推」は「考えをおし進める。おしはかる。」
「定」は「物事を決めて変えない。さだめる。さだまる。」

【類義語】
推察、推量、推測

【対義語】
断定

推定(すいてい)の使い方

健太
被害者の死亡推定時刻は昨夜の10時だって。
ともこ
じゃあ、目撃した人はいないかもね。
健太
防犯カメラに犯人が映っていればいいんだけどね。
ともこ
この辺は防犯カメラ重点地区だからきっと映っているわよ。

推定(すいてい)の例文

  1. この野良猫の推定年齢は5歳です。
  2. 今回の地震は、震源の深さは約10km、地震の規模はマグニチュード3・2と推定される。​
  3. 健太くんと同じ難病にかかってる患者は、国内に推定300人いるとされます。
  4. 学習困難児は、子供の数の25%ほどと推定される。
  5. 被害者は男性と推定されるが、損傷が激しいため何とも言えない。

「推定」と「推測」の違いは?

推定」に似ている語に「推測(すいそく)」があります。

推測」は、ある事柄をもとにして推量することという意味です。

推測」も「推定」も、相手の心中や状況を推しはかって想像することをいいます。

しかし「推定」は、客観的事実や資料に基づいて、こうであろうと決めることをいいます。

対して「推測」は、既知の事実や現在の状況から見当をつけることをいいます。