姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「流暢」の意味と使い方や例文!「流暢なことを言う」は間違い?(類義語・対義語)

【二字熟語】
流暢

【読み方】
りゅうちょう

【意味】
ことばがすらすらと出て、よどみのないこと。

【語源・由来】
「暢」は「とお(通)る。よどみなくよく通る。」という意味で「流暢」は「流れるようによどみなく通る」ということから「ことばがすらすらと出て、よどみがないこと。」という意味。

【類義語】
滑らか、スムーズ、能弁

【対義語】
訥弁、口べた、口不調法、口の重い、寡黙

「流暢なことを言う」は間違い?

流暢」を用いた言葉で「流暢なことを言う」という表現を見かけることがありますが間違いです。

悠長なことを言う(のんびりしたことを言う)」と混同した言葉だと考えられます。

流暢」は「流暢に話す」「流暢な話し方」「流暢な翻訳」のように用います。

流暢(りゅうちょう)の使い方

健太
ともこちゃんはとても流暢に英語を話すね。
ともこ
アメリカ生まれのアメリカ育ちだからね。
健太
帰国子女だったんだ。
ともこ
バイリンガルなのよー。

流暢(りゅうちょう)の例文

  1. 長年努力をした健太くんは、今では流暢にドイツ語を話すことができる。
  2. 見た目では判別できないが、流暢に日本語を話しているから日本人なのかもしれない。
  3. ネイティブの人より流暢にスペイン語を話す。
  4. バスガイドさんの喋りは流暢だ。
  5. 流暢に話せない私のために通訳がついた。