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「今生」の意味と使い方や例文!「今生の別れ」とは?(類義語)

【二字熟語】
今生

【読み方】
こんじょう

【意味】
この世に生きている間。この世。

【語源・由来】
「今」は「いま。現在。このごろ。この度。」
「生」は「いきる。いかす。」

【類義語】
現世、娑婆

「今生の別れ」とは?

今生」は多く「今生の別れ」という形で使われます。

今生の別れ」とは、「この世ではもう二度と会えないだろうという別れ」のことをいいます。

この世での別れを意味するので、死別はもちろんのこと、恋人同士だったけれども、もう二度と会わないと決意した際や事情があって家族と会えなくなる際にも使われます。

また、「今生の別れでもあるまいし」という形で、「もう二度と会えないわけじゃあるまいし」という意味でもよく使われます。

この表現は相手を諭すときに使われるので、目上の人に対して使うことはできない点を注意しましょう。

【例文】

  1. これが今生の別れになるのかと、目に涙する。
  2. 今生の別れになるような予感がしていた。
  3. 今生の別れじゃあるまいし、そんなに泣かないでちょうだい。
  4. 今生の別れじゃあるまいし、湿っぽいのはやめにしよう。

今生(こんじょう)の使い方

ともこ
健太くんは将来何になりたいの?
健太
ミュージシャンになりたい。
ともこ
きびしい道ね。
健太
今生で無理でも来世では絶対に叶えたいと思っているよ。

今生(こんじょう)の例文

  1. 今生の思い出に富士山を見たい。
  2. 今生の別れになるとは露とも思わなかった。
  3. 今から思えば、あれが今生の見納めだったのだ。
  4. 今生で得た財産を来世に持っていくことはできない。
  5. ともこちゃんは、今生のことに何も未練はないという。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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