【二字熟語】
困惑
【読み方】
こんわく
【意味】
困って、どうしてよいかわからないこと。
【語源・由来】
困り惑うことから。
【類義語】
戸惑い、狼狽、混迷
困惑(こんわく)の使い方
健太くん。白状しなさいよ。
突然すぎて困惑してしまったよ。
しらばっくれてもだめよ。私のケーキを勝手に食べたでしょ?
僕じゃないよ。
困惑(こんわく)の例文
- 記憶喪失になった健太くんの顔に困惑の色が浮かんでいる。
- 出馬を要請されて困惑する。
- 突然の辞意表明に周囲は困惑した。
- 喧嘩している二人の板挟みになって困惑した。
- いつも通り玄関を開けたら、そこに違う景色が広がっていたとしたら困惑するだろう。
「困惑」と「混乱」や「当惑」の違いは?
「困惑」に似た語に「混乱(こんらん)」や「当惑(とうわく)」があります。
「混乱」は「心がくらみ、分別がなくなること」
「当惑」は「事に当たって処置に迷いとまどうこと。思索が尽きて途方に暮れること」
という意味です。
三語の違い
「困惑」・・・「厄介事が持ち込まれ戸惑う」
(例:突然の来訪に困惑する。)
「困惑」・・・「厄介事が持ち込まれ戸惑う」
(例:突然の来訪に困惑する。)
「混乱」・・・「心や頭の中だけでなく、秩序が乱れることを表す。」
(例:停電で場内が混乱する。)
「当惑」・・・「何かが起こった時に、事情が分からなくて困る。」
(例:突然の話に当惑する。)
「困惑」や「当惑」は精神的なことを表します。「混乱」は精神的に乱れるという意味のほか、その場の状況の乱れについてもいいます。
「混乱」と「当惑」は微妙なニュアンスの違いですが、「困惑」は「どうしたらよいかわからなくて戸惑う」、「当惑」は「事情がわからなくて戸惑う」という風に意味を捉えて区別しましょう。