【二字熟語】
忽然
【読み方】
こつぜん
【意味】
たちまち。忽如。
【語源・由来】
「忽」は「たちまち。にわかに。」「然」は「状態を表す形容詞のあとに添える語。」このことから「忽然」は「たちまち。」という意味。
【類義語】
たちまち、急に、出し抜けに、不意に、突如
【対義語】
緩慢、ゆっくりと、だんだん、緩徐、次第に
忽然(こつぜん)の使い方
手品ってすごいね。さっきまでそこにいた鳩が忽然と消えたんだよ。
鳩は生きているのにすごいわね。
隠しても勝手に出てきそうだよね。
種も仕掛けもないのかもしれないわよ。
忽然(こつぜん)の例文
- 若い命を忽然と絶ってしまった。
- 別れを告げて忽然と出発する。
- 音もなく忽然と現れた。
- 忽然、恐怖が心に現れた。
- 忽然と目の前からともこちゃんが消え去った。
「忽然」と「突然」の違いは?
「忽然」に似た言葉に「突然(とつぜん)」があります。
「突然」は「にわかなさま。だしぬけ。不意。突如。」という意味です。
両語の違いは
「忽然」は「忽然と姿を消す」のように「現れたり消えたりする様子」
「突然」は「突然爆発した」のように「前触れも予告もなしに思いがけない事態が起こる様子」
という点です。
「忽然」は「ものが現れたり消えたりする様子」、「突然」は「色々な事態が急に起こる様子」を表すという違いがあります。