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「忽然」の意味と使い方や例文!「突然」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
忽然

【読み方】
こつぜん

【意味】
たちまち。忽如。

【語源・由来】
「忽」は「たちまち。にわかに。」「然」は「状態を表す形容詞のあとに添える語。」このことから「忽然」は「たちまち。」という意味。

【類義語】
たちまち、急に、出し抜けに、不意に、突如

【対義語】
緩慢、ゆっくりと、だんだん、緩徐、次第に

忽然(こつぜん)の使い方

健太
手品ってすごいね。さっきまでそこにいた鳩が忽然と消えたんだよ。
ともこ
鳩は生きているのにすごいわね。
健太
隠しても勝手に出てきそうだよね。
ともこ
種も仕掛けもないのかもしれないわよ。

忽然(こつぜん)の例文

  1. 若い命を忽然と絶ってしまった。
  2. 別れを告げて忽然と出発する。
  3. 音もなく忽然と現れた。
  4. 忽然、恐怖が心に現れた。
  5. 忽然と目の前からともこちゃんが消え去った。

「忽然」と「突然」の違いは?

忽然」に似た言葉に「突然(とつぜん)」があります。

突然」は「にわかなさま。だしぬけ。不意。突如。」という意味です。

両語の違いは
忽然」は「忽然と姿を消す」のように「現れたり消えたりする様子
突然」は「突然爆発した」のように「前触れも予告もなしに思いがけない事態が起こる様子
という点です。

「忽然」は「ものが現れたり消えたりする様子」、「突然」は「色々な事態が急に起こる様子」を表すという違いがあります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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