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「変転」の意味と使い方や例文!「変転極まりない」とは?(類義語)

【二字熟語】
変転

【読み方】
へんてん

【意味】
状態・情勢が移り、変化してゆくこと。

【語源・由来】
「変」は「それまでとは別の状態になる。かわる。かえる。」
「転」は「うつる。うつりかわる。」

【類義語】
推移、変遷、変動

変転(へんてん)の使い方

健太
時流の変転が激しくて、続けることが難しい時代になったね。
ともこ
こんな時代に老舗の暖簾を守っている企業ってすごいわよね。
健太
伝統とか文化とか、変転に負けずに残っていって欲しいものってあるよね。
ともこ
淘汰されて消えるのもまた止めようがないことだけど、残すべきものは残したいわよね。

変転(へんてん)の例文

  1. 仏教では、万物はすべて変転し生滅するもので不変のものは一つとしてない。
  2. 我々は、変転極まりない時代を生きています。
  3. 運命は、想像もしない方向へと変転していった。
  4. 日本とロシア両国間の度重なる国境の変転が、アイヌの人々に居住地の移転を強いた。
  5. 容疑者の供述は変転していった。

「変転極まりない」とは?

変転」を用いた表現の一つに「変転極まりない(へんてんきわまりない)」があります。

変転極まりない」の「極まりない」とは、この上なくはなはだしいという意味です。

変転極まりない」とは、状態・情勢が移り、この上なくはなはだしく変化してゆくことをいいます。

【例文】

  1. 彼の人生は、変転極まりないものだった。
  2. 彼の政治感覚では、変転極まりない世界情勢に対処しきれなくなった。
  3. 変転極まりない外交の時代に、弁舌や礼法に優れ、各地を巡って外交政策などに影響を与えた人物を説客と呼んだ。