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「強情」の意味と使い方や例文!「頑固」「偏屈」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
強情

「剛情」とも書く。

【読み方】
ごうじょう

【意味】
意地をはり通すこと。頑固で自分の考えを変えないこと。意地っぱり。

【語源・由来】
「強」は「つよい。」
「情」は「こころ。きもち。」

【類義語】
頑固、意地っ張り、筋金入り

【対義語】
従順、素直

強情(ごうじょう)の使い方

健太
僕の父さんの強情にも困ったもんだ。
ともこ
折れたら負けとでも思っているのかしらね。
健太
折れるなんてプライドが許さないんだよ。
ともこ
厄介な性格ね。

強情(ごうじょう)の例文

  1. 大丈夫だと言い張る強情な母の介護に疲れ果てる。
  2. 彼は強情なので、一度こうと決めたらなかなか変えない。
  3. 健太くんはいつまでも強情を張って、自分の非を認めようとしない。
  4. ともこちゃんは強情我慢の偏屈な人です。
  5. お互い強情を張るのはやめましょう。

「強情」と「頑固」「偏屈」との違いは?

強情」に似ている語に「頑固(がんこ)」「偏屈(へんくつ)」があります。

「強情」と「頑固」の違いは?

頑固」は、
①かたくなで意地っ張りなこと。人の言うことや情勢の変化などを無視して、それまでの考えや態度を守ろうとすること。頑迷固陋。
②なおりにくくしつこいこと。

という意味です。

強情」も「頑固」も、かたくなで意地っ張りな性格や態度をいいます。

しかし「強情」は対人関係を前提にしていうニュアンスが強く、「頑固」は、性質そのものにいうという違いがあります。

また「頑固」には、なおりにくくしつこいことという意味がある点も違います。

「強情」と「偏屈」の違いは?

偏屈」は、「性質がかたよりねじけていること。かたくな。」という意味です。

強情」も「偏屈」も、かたくなという意味は同じです。

しかし「偏屈」には、素直ではなく性質がかたよりねじけているという意味がある点が違います。

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