狭隘の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
狭隘
【読み方】
きょうあい
【意味】
①面積が狭いこと。
②度量が狭いこと。
二つ目は、「心が狭くて他人の意見を受け入れられへん」とか「小さなことにこだわりすぎる」って感じやな。この言葉、場所や心の広さ・狭さに使えるんやな。
【語源・由来】
「狭」は「せまい。せばめる。せばまる。」「隘」は「せまい。土地にゆとりがない。度量が小さい。」このことから「狭隘」は「面積が狭い。度量が狭い。」
【類義語】
狭小、狭い、手狭、狭窄、せせこましい、偏屈、偏狭
【対義語】
広大
狭隘(きょうあい)の解説
「狭隘」という言葉には、2つの意味があるんだ。
1つ目の意味は、物理的なスペースや面積が狭いこと。これは、具体的な場所や土地などの空間的な狭さを指しているんだ。たとえば、「狭隘な土地」という言い方をする時、その土地はスペースが限られていて、広がりやゆとりがあまりないってことを表現しているんだよ。これは、例えば、都市の中心部のような場所や、狭い道、小さな部屋など、物理的にスペースが限られている場所に使われることが多いよ。
2つ目の意味は、もっと抽象的で、心や感情、考え方に関するものだよ。人の考え方や気持ちが狭く、他の人の意見や行動を受け入れることが難しいときに使われる。例えば、「人を容 (い) れない狭隘な心」というのは、その人が他人の違う意見や価値観を受け入れるのが難しい、あるいは他人を理解するのが苦手っていうことを示しているんだ。要するに、その人の心の中に寛容さや理解が足りない、という状況を表現しているんだよ。
だから、「狭隘」という言葉は、物理的な狭さや、心の狭さを示すときに使う表現なんだね。
狭隘(きょうあい)の使い方
狭隘(きょうあい)の例文
- 高架下の店はどれも狭隘で天井が低い。
- 狭隘な山道が続いた。
- 健太くんは狭隘な心の持ち主だ。
- 横になることもできないくらいの狭隘な空間だ。
- 狭隘な人にこの仕事を任せることはできない。
狭隘の文学作品などの用例
「狭隘」と「狭小」の違いを解説
「狭隘」に似た言葉に「狭小」があります。
「狭小」は「狭く小さいこと」という意味で、「狭小な国土」「狭小な度量」というように使われます。
「狭隘」とほぼ同義です。
「狭小住宅」のように「小さい」という意味が含まれるときは「狭小」を用います。
一方、「狭小」は、純粋に物のサイズや空間が狭く小さいことを意味するよ。
それに対して、「狭小」はもっとシンプルで、ただただ物理的に「狭い!」ってことだけやろ。道が狭いとか、部屋が狭いって時に使うんやな。ちょいと意味が似てるけど、使う場面や深さがちがうんやな。
二つ目は、心や考え方が狭く、他の意見や考えを受け入れる柔軟性が少ないことを意味しているよ。