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「競合」の意味と使い方や例文!「競合他社」とは?(類義語)

競合の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
競合

【読み方】
きょうごう

【意味】
①せりあうこと。きそいあうこと。
②私法上、単一の事実または要件について、評価あるいはその効果が重複すること。また、刑法で、同一行為が数個の罪名にあたること。
③コンピューターで、異なるソフトウエアやハードウエアが、同じファイルにアクセスしたり、同じデバイスを利用したりすることで、動作が不安定になったり、データ更新の整合性が失われたりすること。

二字熟語の博士
「競合」という言葉は、複数の意味があるんだ。まず、1つ目は「せりあう」や「きそいあう」という意味で、争いや競争を意味しているよ。2つ目は、法律に関係する意味で、同じ事実や条件に関して、評価や効果が重複することや、同じ行為が複数の罪に当てはまることを言うんだ。

3つ目は、コンピュータの世界で、異なるソフトウェアやハードウェアが同じものに同時にアクセスすることで問題が起きることを指すよ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。1つ目は、相手との勝負や競争ってことやな。2つ目は、たとえば1つの行為で2つの罪が当てはまるとか、そういう法律の話やね。

3つ目は、PCの中で複数のソフトが同じものを使いたがって、それでトラブルが起こることやな。それぞれ、競争や重複、トラブルの中での「ぶつかる」って意味があるんやな。

【語源・由来】
「競」は「二つ以上のものがいっしょになる。あう。あわせる。」
「合」は「つよい。手ごわい」

【類義語】
対立、相反、相克

競合(きょうごう)の解説

カンタン!解説
解説

「競合」という言葉には、いくつかの意味があるんだ。

まず、1つ目の意味は、人や会社が競争することを指しているんだ。「せりあうこと」や「きそいあうこと」って表現もあるよ。例えば、「大手各社が競合する市場」っていう場面では、いくつかの大きな会社が同じ市場で、どれが一番良いのか、どれがもっとも売れるのかを競い合っているんだ。

2つ目の意味は、法律の世界で使われることがあるよ。「競合」は、1つの事実や要件に関して、評価やその効果が重複することを意味するんだ。さらに、刑法の中では、1つの行為が複数の罪名に該当する場合を指すこともあるんだよ。

3つ目の意味は、コンピュータの世界での話なんだ。ここでの「競合」は、異なるソフトウェアやハードウェアが、同じファイルやデバイスに同時にアクセスすることによって生じる問題を指しているよ。たとえば、2つのプログラムが同じファイルを開こうとすると、どちらが先に使うべきかの判断がつかなくなって、コンピュータの動きがおかしくなったり、データの更新がうまく行かなかったりすることがあるんだ。

だから、「競合」という言葉は、競争することや、法律上の複数の評価や効果に罪名、コンピュータの問題など、いろいろな場面で使われる言葉なんだね。

競合(きょうごう)の使い方

ともこ
この辺は自家焙煎のコーヒーショップが多いわね。
健太
競合しているおかげで、消費者はおいしいコーヒーを安く飲むことができるよね。
ともこ
これだけひしめき合っていると、お互いけん制し合ってギスギスしているのかしら。
健太
他の店に飲みに行ったりして、競合他社同士、仲良くやっているみたいだよ。

競合(きょうごう)の例文

例文
  1. 競合する海外のメーカーに特許を売却する。
  2. 飛行機は電車と競合する乗り物です。
  3. 企画競合で勝ち続けることで収入を増やす。
  4. 競合のシネコンができてから、客が大幅に奪われ、小さな町の映画館は経営の危機に陥った。
  5. 競合サービスとは異なる特徴を備え、差別化を図る。

競合の文学作品などの用例

  1. ・・・にもあって、計らぬ小競合を生じた。というのは、遂に二時も過ぎて倦・・・ 宮本百合子待呆け議会風景

「競合他社」とは?

競合」はビジネスで「競合他社(きょうごうたしゃ)」という表現で使われることが多いです。

競合他社」とは、同じ市場で顧客獲得を競い合うビジネス上の競争相手をいいます。

二字熟語の博士
「競合他社」という言葉は、同じ市場や業界で同じような商品やサービスを提供していて、お客さんを取り合っているビジネスの相手のことを指すんだ。

要するに、同じ目的で戦っているライバルの企業のことだよ。

助手ねこ
あー、それはもう、スーパーの隣にまた新しいスーパーができて、どっちがお客さんを多く取れるか競い合う感じやな。

同じ土地で、同じ商品売ってる二つのお店が「競合他社」ってわけやな。うーん、競争激しい世界やね。

【例文】

  1. 競合他社がより安価なプランを発表した。
  2. 競合他社と比べて少々高めですが、本体の丈夫さやセキュリティ面ではほかの追随を許しません。
  3. その企業は競合他社を買収し、拡大路線をとっている。
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