恐縮の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
恐縮
【読み方】
きょうしゅく
【意味】
①身もちぢまるほどに恐れ入ること。
②感謝や謝罪や依頼のことばとしても用いる。
そして、もう一つは、「ありがとう」や「ごめんな」、「頼みがあるんや」って言うときに、より丁寧に表現したいときに使う言葉やな。自分の気持ちを深く伝えたいときに、この言葉が役立つんやな。
【語源・由来】
「恐」は「おそれる。こわがる。おそろしい。こわい。」
「縮」は「ちぢこまる。かしこまる。」
【類義語】
僭越
恐縮(きょうしゅく)の解説
「恐縮」という言葉には、2つの意味があるんだ。
1つ目の意味は、「身もちぢまるほどに恐れ入ること」だよ。これは文字通り、何かに驚いたり、感じたプレッシャーや重圧に、身がちじんでしまうような感じを表すんだ。言い換えれば、予期せぬ出来事や状況に心から驚く、または圧倒される感じを示しているんだよ。たとえば、「家畜伝染のやまいとあるから、われ人ともに、恐縮はいたしましたものの」〈魯文・安愚楽鍋〉は、家畜の伝染病の事実に、非常に驚いたり心配したりしている様子を表しているんだ。
2つ目の意味は、「感謝や謝罪や依頼のことばとして」使われることが多いんだ。例えば、「恐縮ですが窓を開けてくださいませんか」というのは、窓を開けてもらいたいというお願いをしているけど、その際に相手に迷惑をかけることを避けたい、または申し訳ないという気持ちを込めて使っているんだ。「お電話をいただき恐縮しております」は、相手からの電話に対して、ありがたいと感じている気持ちや、感謝している様子を示しているよ。
だから、「恐縮」という言葉は、驚きや感謝、謝罪、依頼などの気持ちを表すときに使う表現なんだね。
恐縮(きょうしゅく)の使い方
恐縮(きょうしゅく)の例文
- お越しいただいて恐縮です。
- 健太くんは非常に恐縮していた。
- 迷惑ばかりかけて恐縮の至りです。
- お心遣いをいただき恐縮に存じます。
- 恐縮ですが電話を貸してください。
恐縮の文学作品などの用例
「恐縮」は、謝罪や感謝でどう使う?
「恐縮」は謝罪や感謝の意を伝える時に使われます。
「恐縮」を「謝罪の意」で使う場合
「恐縮」は、多く「恐縮ですが」の形で、自分の都合で相手に負担をかける行為を依頼する際に、軽い謝罪の気持ちを込めて言うのに用いられます。
【例文】
- 恐縮ですが、昼食は各自でご用意ください。
- 恐縮ですが、辞退させていただきます。
「恐縮」を「感謝の意」で使う場合
「恐縮」は相手の厚意に満ちた寛大なはからいに対して、申し訳なさと同時に感謝する気持ちを伝える際に用いられます。
【例文】
- 過分のお褒めにあずかり恐縮に存じます。
- 平素は格別のご高配にあずかり恐縮に存じます。
そして、二つ目の意味は、感謝したり、謝罪したり、何かを頼むときに、謙虚に使う言葉としても用いられるんだ。