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「及落」の意味と使い方や例文!「及第」との違いは?(類義語・対義語)

及落の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
及落

【読み方】
きゅうらく

【意味】
及第と落第。合格と不合格。

二字熟語の博士
「及落」という言葉は、合格したことを「及第」と言い、不合格のことを「落第」と言うんだ。

つまり、「及落」は合格と不合格の両方の意味を持っている言葉なんだよ。

助手ねこ
あー、わかったわかった。それは、試験で「合格やった!」ってなるのが「及第」で、逆に「あかん、だめやった…」ってなるのが「落第」ってことやな。

シンプルに言うたら、「合格」と「不合格」のことやんな。これは、試験の結果を表す時によく使う言葉やね。

【語源・由来】
及第と落第の意。

【類義語】
暴落、続落

【対義語】
急騰

及落(きゅうらく)の解説

カンタン!解説
解説

「及落」という言葉は、合格と不合格を表す言葉なんだよ。

例えば、テストや試験の結果で、合格することを「及第」といい、不合格になることを「落第」というんだ。要するに、「及落」っていう言葉は、試験の結果や何かの判定で、合格か不合格かの2つの選択肢のことを指しているんだね。

「及落の分かれめをさまよう」というのは、合格するか不合格になるか、その境界線にいることを表しているよ。つまり、試験の結果がギリギリで、どちらになるか分からない状態、ちょうど中間の位置にいることを意味しているんだ。

また、「聞く處によると及落を分つものは、僅かに五點の差を出でぬと云ふではないか」〈受験生の手記・久米正雄〉を見ると、合格と不合格の差が非常に小さい、たった5点の違いだけであることを言っているんだ。この文章は、試験の合格ラインが非常に厳しく、少しの点数の差で合格するか不合格になるかが決まることを表現しているよ。

だから、「及落」という言葉は、何かの評価や判定で、合格するか不合格になるかの2つの選択肢を示す言葉として使われるんだね。

及落(きゅうらく)の使い方

健太
今日は及落の結果が掲示される日だね。
ともこ
そうだったわね。
健太
ともこちゃんは余裕で及第点だよね。
ともこ
健太くんだってぎりぎりだろうけど及第するわよ。

及落(きゅうらく)の例文

例文
  1. 及落すれすれだった。
  2. 及落を判定する。
  3. 及落を発表する。
  4. 及落審査で進級の可否を決める。
  5. 皆優秀なので、一点の差で及落が決まる。

及落の文学作品などの用例

  1. ・・・の人達の合議によって及落を決したらよさそうに思われるが、そうなる・・・ 寺田寅彦学位について

「及落」と「及第」の違いを解説

及落」に似ている語に「及第(きゅうだい)」があります。

及第」は、
①試験や審査に合格すること。
②一定の基準に達していること。
という意味です。

及落」は、「及第」と落第、合格と不合格という意味です。

対して「及第」は、合格することをいい、不合格の意味がない点が違います。

二字熟語の博士
「及落」と「及第」は、試験や審査の結果に関する言葉だが、それぞれ意味が異なるよ。「及落」は、合格と不合格、つまり及第と落第の両方の状態を指す言葉だ。

一方で、「及第」は、試験や審査に合格すること、またはある基準に達しているという意味ななんだ。

助手ねこ
わかったわかった。「及落」っていうのは、合格や不合格の両方を表すんやな。「合否」みたいな感じやな。

それに対して、「及第」は、試験とかで「よし、これは合格!」ってなった時のことやな。もしくは、あるものが基準をクリアした時のことを言うんやろ?うんうん、ちゃんと区別して覚えとこっと。