久闊の読み方・意味とは?(語源由来)
【二字熟語】
久闊
【読み方】
きゅうかつ
【意味】
久しく会わないこと。また、便りをしないこと。無沙汰 (ぶさた) 。
たとえば、昔の友達と久しぶりに再会したときに使うんやろな。
【語源・由来】
「久」は「以前の状態。もと。」
「闊」は「胸中にいつまでも思いをいだく。心にいだく思い。」
久闊(きゅうかつ)の解説
「久闊」という言葉は、久しく会っていなかったり、便りを交わしていないことを表す言葉なんだよ。
例えば、「久闊をわびる」という表現は、久しぶりに会ったときの気配りや、その間の距離感を縮めるための一言として使われることが多いんだ。これは、長い間連絡を取らなかったことや、顔を合わせなかったことに対する謝罪や気配りを示す言葉として使われることが多いんだよ。
また、「久闊の御挨拶を述べます間、むしろ常よりつよく、あの琥珀の瞳が光っておりました」〈刺客(せっかく)・五味康祐〉では、久しぶりの挨拶をしている間に、ある人の目がいつもよりも強く輝いていたという場面を表しているんだよ。
ちなみに、この「久闊」という言葉は、「無沙汰」という言葉と同じ感じで使われることがよくあるんだよ。「無沙汰」とは、長い間、何の連絡や行動もない状態を指す言葉で、文字通り「何もしない、何の連絡もない」って意味だよ。だから、久しぶりに何かをしたときや、長い間何も連絡を取らなかったときに、「久闊」や「無沙汰」って言うことがあるんだよ。
だから、「久闊」という言葉は、久しく人と会っていなかったり、連絡を取っていないことを表す時に使う言葉なんだね。
久闊(きゅうかつ)の使い方
久闊(きゅうかつ)の例文
- 20年ぶりにクラス会を開いて久闊しました。
- 書状をしたためて久闊を叙する。
- 数年ぶりに帰国し、かつての同僚と久闊を叙した。
- たがいに久闊を叙して、一夜を語り合った。
- 袁傪は恐怖を忘れ、馬から降りて叢に近づき、懐かしげに久闊を叙した(中島敦・山月記)
久闊の文学作品などの用例
「久闊を叙する」とは?
「久闊」は、「久闊を叙する(きゅうかつをじょする)」という表現で使われることがあります。
「久闊を叙する」とは、
①無沙汰をわびる挨拶をする。
②久しぶりに会って話をする。旧交を温める。
という意味です。
具体的には、無沙汰をわびる挨拶をする、または久しぶりに会ってお互いの近況を語り合う、つまり、昔の友情や関係を再び深めることを指しているんだ。
時間が経っても、会ったら昔話に花が咲くみたいなんやろ。昔の友達と会ってワイワイガヤガヤ話すんのはエエもんやな~。
【類義語】
・無沙汰を詫びる
・久しぶりに挨拶する
・旧交を温める
・旧友と再び懇意になる
【例文】
・三年ぶりに会い久闊を叙する挨拶をした。
・久闊を叙する気持ちから、健太くんに御馳走を振る舞った。
・大学時代一緒によく行った思い出のカフェで、彼と久闊を叙する。
他にも「無沙汰」という言葉で表されることもあるね。