窮地の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
窮地
【読み方】
きゅうち
【意味】
追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。
どうにもならんくて、ホンマに困るときのことを指してるわけや。みんなもそんな時が来たら、冷静になって解決方法を探さなあかんねんな。
【語源・由来】
「窮」は「にっちもさっちもいかなくなる。動きがとれない。きわまる。」
「地」は「ある特定の境域。状況。」
【類義語】
ピンチ、危機、逆境、難局
【対義語】
好機
窮地(きゅうち)の解説
「窮地」という言葉は、追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場を表す言葉なんだよ。
たとえばね、山登りをしていて、急な崖に囲まれて進むことも戻ることもできなくなった時、そのような状態を「窮地」と言うんだ。また、会社が倒産の危機に直面していて、どうしても必要な資金を調達できない場面も「窮地」だね。
「窮地に陥る」は、どんなに頑張っても、結局は逃げ場のない困難な状態に追い込まれてしまう、ということを意味しているよ。たとえば、突然の雨でびしょ濡れになり、電話も壊れてしまい、助けを求めることもできないような状況。そんな時、自分は「窮地に陥った」と感じるだろうね。
また、「窮地を脱する」は、その困難な状態や場所からなんとか脱出する、または問題を解決して、安心できる状態に戻ることを表しているんだ。つまり、大変なことから逃れる、またはその状況を打破するってことだよ。
だから、「窮地」という言葉は、とても困難で逃げ場のない状態や立ち場を示しているんだね。
窮地(きゅうち)の使い方
窮地(きゅうち)の例文
- 警察の捜査の手が伸び、窮地に陥った。
- スキャンダルのためにその政治家は窮地に追い込まれた。
- ともこちゃんが窮地に陥っているという噂を聞いた。
- その会社は、社長の機転で窮地を脱した。
- 窮地に陥ると、人はとんでもない力を出すものだ。
窮地の文学作品などの用例
-
・・・たり、機智を働かして窮地を脱したり、その点では人並以上の生活の力・・・ 宮本百合子「キュリー夫人の命の焔」
「窮地に立たされる」とは?
「窮地」を用いた表現の一つに「窮地に立たされる」があります。
「窮地に立たされる」とは、容易に逃れられない苦しい立場に立たせられるという意味です。
まるで、背水の陣で戦ってるような感じか。逃げ場がなくて、どうにもならんときのことを言うんやな。
【例文】
- 窮地に立たされている健太くんを助けに行こうと思う。
- 健太くんに脅されたともこちゃんは窮地に立たされた。
- 窮地に立たされて、精神的余裕が無かった。
追い詰められてどうすることもできないような状況のことを言うんだ。