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「気長」の意味と使い方や例文!「気長に待つ」とは?(類義語・対義語)

気長の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
気長

【読み方】
きなが

【意味】
ゆっくりと構えて、せかせかしないさま。気が長いさま。また、そういう性質。

二字熟語の博士
「気長」という言葉は、人が落ち着いて、あまり焦らず、じっくりと物事を見守る様子を表しているんだよ。

つまり、急がずに待てる性質や、時間をかけて物事を成し遂げることを意味しているんだ。

助手ねこ
なるほどなぁ。それは、「せっかちせずに、のんびりとやる」ってことやな。時には焦らずに、ゆっくりと物事を考えたり、動いたりするんがええんやな。

これは、急ぎすぎずに、じっくりと一つ一つを大事にすることの大切さを教えてくれてるんやな。

【語源・由来】
「気」は「心のはたらき。意識。性質。」
「長」は「ながい。」

【類義語】
悠長、気楽

【対義語】
気短、焦慮、短気

気長(きなが)の解説

カンタン!解説
解説

「気長」という言葉は、落ち着いて、物事にじっくりと向き合う様子や、そういう性格を表す言葉なんだよ。

例えば、「気長に付き合っていくしかない」というのでは、急いで結果を出そうとせず、時間をかけて、焦らずに物事に対処していく必要があるというニュアンスが含まれているんだ。これは、早急な解決が難しい状況や、時間がかかることを覚悟している状態を表しているよ。

また、「気長で困る」というのでは、ある人が極端にのんびりとしていて、他の人が困ってしまうという意味があるんだ。これは、あまりにも気長すぎて、物事が前に進まない、あるいは他の人に迷惑がかかる状況を指しているんだね。

ちなみに、「気長」とは反対に、「気短」っていう言葉があるんだ。「気短」は、物事を急ぎたがる様子や、すぐにイライラしちゃう性格を表しているよ。

だから、「気長」という言葉は、急がずにゆっくりと物事を進めることや、そういう性格のことを表しているんだね。

気長(きなが)の使い方

健太
種をまいたのに、なかなか芽が出ないな。
ともこ
気長に待つといいわよ。
健太
もっと肥料や水をあげた方が良いのかな。
ともこ
あげ過ぎると芽が出る前に種が腐るわよ。

気長(きなが)の例文

例文
  1. ともこちゃんの方から真実を話してくれるのを気長に待とう。
  2. 携帯電話が無かった時代、待ち人が来るまで気長に待ったものだ。
  3. 気長に待ってくれるような取引先ではないから、急いで仕上げよう。
  4. 最初は気長に構えていたが、徐々に心配になってきた。
  5. 育児は気長に考えてやっていかないと親子共倒れになる。

気長の文学作品などの用例

  1. ・・・物は皆片唾を飲んで、気長に竜の天上を待ちかまえて居るのでございま・・・ 芥川竜之介

  2. ・・・B 気長い事を言うなあ。君は元来性急な男だったがなあ。A あまり・・・ 石川啄木一利己主義者と友人との対話

  3. ・・・取扱いが如何にも気長で、「金額は何ほどですか。差出人は誰でありま・・・ 泉鏡花国貞えがく

「気長に待つ」とは?

気長」を用いた表現の一つに「気長に待つ」があります。

気長に待つ」とは、のんびり機会を待つことをいいます。

二字熟語の博士
「気長に待つ」という言葉は、特定の機会やタイミングを、急かすことなく、落ち着いて待つことを表しているんだよ。

これは、焦らず、気を長く持って待つ、という意味合いが含まれているんだ。

助手ねこ
あぁ、なるほどなぁ。それやったら、「気長に待つ」は、焦らずに、「のーんびり、のーんびり、そのうちチャンスがくるやろう」って感じで待つことやな。

何かが起きるのを、あわてず、ゆっくりと待つんやな。そんな感じやろ。

【例文】

  1. 焦って事を仕損じるよりも気長に待った方が良い。
  2. 日々の変動に一喜一憂しない、株価が上がるまで気長に待つ
  3. じっくり時間をかけて煮込み、おいしくなるまで気長に待つ
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