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「摩耗」の意味と使い方や例文!「磨耗」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
摩耗

「磨耗」とも書く。

【読み方】
まもう

【意味】
すり減ること。ある面が他の面で擦られて減る現象。

【語源・由来】
「摩」は「する。さする。こする。」
「耗」は「へる。へらす。すりへらす。」

【類義語】
摩滅

摩耗(まもう)の使い方

ともこ
健太くん。自転車のタイヤが摩耗しているみたいよ。
健太
大丈夫だよ。まだまだ走れるよ。
ともこ
雨が降った後の路面でスリップして事故を起こすかもしれないわよ。
健太
それは困る。タイヤを交換しよう。

摩耗(まもう)の例文

  1. エンジンを摩耗から守るため、定期的にオイル交換を行ってください。
  2. かなりタイヤが摩耗していますね。
  3. 摩耗防止コーティングを施す。
  4. シャフトが摩耗している。
  5. 摩耗試験を念入りに行う。

「摩耗」と「磨耗」の違いは?

摩耗」は「磨耗」とも書きます。

辞書では意味も使い方も同じで「すり減ること。ある面が他の面で擦られて減る現象。」をいいます。

しかし、一般的に会話で用いる際には「摩耗」の方が「経年劣化によるすり減り」というニュアンスが強いです。

対して「磨耗」は、「摩擦によるすり減り」という意味に「磨いて磨いて意図的にすり減らす」というニュアンスが加わります。

ニュアンスの違いですが上手に使い分けましょう。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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