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「単純」の意味と使い方や例文!「簡単」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
単純

【読み方】
たんじゅん

【意味】
①そのものだけで、まじりけがないこと。他の要素などが混入していないこと。また、そのさま。
②機能・構造・形式などがこみいっていないこと。また、そのさま。
③考え方やとらえ方が素直であること。とらえ方などが一面的で浅いこと。また、そのさま。
④条件・制限などがないこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「単」は「複雑でない。」
「純」は「まじりけがない。」

【類義語】
純粋

【対義語】
複雑、煩雑、繁雑、多様、多彩

単純(たんじゅん)の使い方

健太
数学の問題って、解答が分かったら意外と単純な解き方だったりするよね。
ともこ
そうなのよ。意外と単純なのに難しく思えてしまうのが数学なのよ。
健太
補助線一本で世界が変わるって、すごい学問だよ。
ともこ
数学は偉大よ。

単純(たんじゅん)の例文

  1. 現場を知らない上の人間が思うほど単純な問題ではないのだ。
  2. 思惑が交錯し、財産分与は単純な割り算で済まされる話ではない。
  3. 単純に偏差値の高い大学に入学すればよいというわけではない。
  4. この本屋の人気の秘密は、単純に本が並べられているだけではないという点にある。
  5. 大量生産すればコスト逓減できるという単純な話ではないのだ。

「単純」と「簡単」の違いは?

単純」に似ている語に「簡単(かんたん)」があります。

簡単」とは、
①物事が大ざっぱで単純なこと。また、そのさま。
②時間や手数がかからないこと。また、そのさま。

という意味です。

簡単」には「単純」の意味があり、込み入っていないことをいう点は同じです。

しかし「簡単」には、時間や手数がかからないという意味がありますが、「単純」にその意味はありません。

また「単純」は、考え方が一面的で浅いというマイナスの意味がありますが、「簡単」にその意味はありません。