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「迷想」の意味と使い方や例文!「瞑想」「迷走」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
迷想

【読み方】
めいそう

【意味】
迷っている考え。

【語源・由来】
「迷」は「進むべき道がわからなくなる。まよう。」
「想」は「おもう。おもいめぐらす。考え。」

【類義語】
迷走

迷想(めいそう)の使い方

ともこ
健太くんは勉強が嫌いなの?
健太
嫌いじゃないけど、中途半端な知識を持つと、そのせいで迷想して苦しむことになるから無知な方がいいと思うんだ。
ともこ
迷想しないように、知識を深めればいいじゃないの。
健太
要は面倒臭いんだな。

迷想(めいそう)の例文

  1. 将来について迷想を抱いている。
  2. 健太くんは迷想しすぎて苦しんでいる。
  3. ともこちゃんの一言で、迷想していた頭の中がクリアになった。
  4. 思春期は迷想するものだ。
  5. 迷想して答えが見つからなかった。

「迷想」と「瞑想」「迷走」の違いは?

迷想」と似ている語に「瞑想(めいそう)」「迷走(めいそう)」があります。

「迷想」と「瞑想」の違いは?

瞑想」は、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことをいいます。

迷想」は、迷っている考えをいいます。

対して「瞑想」は、目を閉じて深く静かに思いめぐらす行為をいうので意味が違います。

「迷想」と「迷走」の違いは?

迷走」は、定まった経路をとらず、不規則に方向を変えながら進むことという意味です。

迷想」は、迷っている考えのことをいいます。

対して「迷走」は、「迷走台風」のように、不規則に進路を変えながら進むことをいうので意味が違います。

しかし、「迷走」は、「外交政策をめぐって迷走を続ける政局」のように、比喩的に、考えが二転三転して、最終的結論の見通しが立たないという意味でも使われます。

この意味が、「迷想」に近いです。