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「猛者」の意味と使い方や例文!「もうじゃ」と読むのは間違い?(類義語・対義語)

【二字熟語】
猛者

【読み方】
もさ

【意味】
勇猛で荒々しい人。体力・技術に優れている人。もうざ。

【語源・由来】
「猛」は「たけし。たけだけしい。荒々しい。はげしい。」
「者」は「もの。人。行為や状態の主体を表す。」

【類義語】
凄腕、手練れ、勇者、豪傑

【対義語】
弱者、雑魚、初心者、軟弱者、小心者

猛者(もさ)の使い方

ともこ
健太くんは空手部の猛者よね。
健太
そんな猛者なんて言うほどの実力じゃないよ。
ともこ
他校の生徒が、健太くんと対戦することをおそれているって聞いたわよ。
健太
猛者だなんて、照れるなあ。

猛者(もさ)の例文

  1. 健太くん擁する空手部は、猛者を複数人抱えている。
  2. 都会に行けば、健太くんのような猛者がごろごろいる。
  3. 王様の命を受けた猛者たちが集結した。
  4. 健太くんは次の試合で、日本一の猛者と戦う。
  5. 多くの猛者と戦い力をつけてきた。

「もうじゃ」と読むのは間違い?

猛者」は「もさ」と読みますが、誤って「もうじゃ」と読む人が多いです。

猛者」の「」という字が「もう」、「」という字が「もの」「しゃ」と読むことができるために生じた間違いだと考えられます。

猛者」を「もうじゃ」と読むのは間違いです。「もさ」が正しい読み方です。

もうじゃ」という読み方で一般的に認知度が高いのは「亡者(もうじゃ)」です。

亡者」は
①死んだ人。特に行き先が定まらず冥土に迷っていると考えられた死者のこと。
②(金銭などに対する)執念に取りつかれている者。(例:我利我利亡者。)
③僧家で魚の隠語。

という意味です。

亡者」は、主に亡くなった人、執念に取りつかれた人に対して使う語です。対して「猛者」は勇猛な人をいうので意味が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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