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「夢中」の意味と使い方や例文!「集中」「熱中」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
夢中

【読み方】
むちゅう

【意味】
①物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。
②夢を見ている間。夢の中。
③正気を失うこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「夢」は「ゆめ。」
「中」は「一定の空間・時間の範囲のうち。」

【類義語】
恍惚、没頭、熱烈、熱意、熱狂、没入

【対義語】
冷静、幻滅、覚醒

夢中(むちゅう)の使い方

ともこ
健太くん。眠そうね。
健太
ゲームに夢中になっていたら朝だったよ。
ともこ
勉強にも夢中になれたらいいのにね。
健太
勉強にも夢中になれる魅力があればいいんだけど。

夢中(むちゅう)の例文

  1. 夢中で逃げていたら、今どこにいるのか分からなくなった。
  2. 夢中になって研究した。
  3. 彼女はロックに夢中だ。
  4. テレビに夢中で、私の話を聞いていないようだ。
  5. 喜びで夢中になっている。

「夢中」と「集中」「熱中」の違いは?

夢中」に似ている語に「集中(しゅうちゅう)」「熱中(ねっちゅう)」があります。

「夢中」と「集中」の違いは?

集中」は
①1か所に集めること。また、集まること。
②ある作品集や文集の中。

という意味です。

夢中」は、一つのことに心を奪われて、それ以外のことには全く関心を示さない様子をいいます。

対して「集中」は、「精神を集中する」のように、一か所に集めることをいうので意味が違います。

「夢中」と「熱中」の違いは?

熱中」は、「一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。」という意味です。

夢中」は、あることに「熱中」して我を忘れることをいいます。

夢中になる」と「熱中する」は、同じ意味で使われます。

夢中」は形容動詞、「熱中」は名詞という違いがあります。

また「夢中」には、夢の中という意味がありますが、「熱中」にその意味はありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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