【二字熟語】
夢中
【読み方】
むちゅう
【意味】
①物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。
②夢を見ている間。夢の中。
③正気を失うこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「夢」は「ゆめ。」
「中」は「一定の空間・時間の範囲のうち。」
【類義語】
恍惚、没頭、熱烈、熱意、熱狂、没入
【対義語】
冷静、幻滅、覚醒
夢中(むちゅう)の使い方
健太くん。眠そうね。
ゲームに夢中になっていたら朝だったよ。
勉強にも夢中になれたらいいのにね。
勉強にも夢中になれる魅力があればいいんだけど。
夢中(むちゅう)の例文
- 夢中で逃げていたら、今どこにいるのか分からなくなった。
- 夢中になって研究した。
- 彼女はロックに夢中だ。
- テレビに夢中で、私の話を聞いていないようだ。
- 喜びで夢中になっている。
「夢中」と「集中」「熱中」の違いは?
「夢中」に似ている語に「集中(しゅうちゅう)」「熱中(ねっちゅう)」があります。
「夢中」と「集中」の違いは?
「集中」は
①1か所に集めること。また、集まること。
②ある作品集や文集の中。
という意味です。
「夢中」は、一つのことに心を奪われて、それ以外のことには全く関心を示さない様子をいいます。
対して「集中」は、「精神を集中する」のように、一か所に集めることをいうので意味が違います。
「夢中」と「熱中」の違いは?
「熱中」は、「一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。」という意味です。
「夢中」は、あることに「熱中」して我を忘れることをいいます。
「夢中になる」と「熱中する」は、同じ意味で使われます。
「夢中」は形容動詞、「熱中」は名詞という違いがあります。
また「夢中」には、夢の中という意味がありますが、「熱中」にその意味はありません。