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「睦言」の意味と使い方や例文!「語らい」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
睦言

【読み方】
むつごと

【意味】
睦まじく語る言葉。特に異性との寝室での語らい。

【語源・由来】
睦まじく語る言葉の意。

【類義語】
談話、歓談、よもやま話、談笑、社交、やりとり、対話、情話、雑談、語らい、ピロートーク

睦言(むつごと)の使い方

健太
夜な夜な兄さんたち夫婦の睦言が聞こえてきて眠れないんだよね。
ともこ
仲がいい夫婦なのね。
健太
寝ても覚めても愛を囁き合っているんだ。
ともこ
四六時中喧嘩をしている夫婦よりもいいじゃなの。

睦言(むつごと)の例文

  1. されば小夜の寝覚めの睦言は、皆偽りになりにけり(平家物語7・維盛都落)
  2. 睦言もまだつきなくに明けぬめり(古今和歌集、雑体)
  3. 隣家から、睦言を交わす声が聞こえてきた。
  4. しかし不思議にもわしは自分ながら若返ってくるような気がする。わしは森の中に行って睦言を聞きたいくらいだ。(ヴィクトル・ユゴー、レ・ミゼラブル)
  5. 彼は睦言ですら、愛しているとは言ってくれなかった。

「睦言」と「語らい」の違いは?

睦言」に似ている言葉に「語らい(かたらい)」があります。

語らい」とは、
①親しく語り合う。
②睦言。
③男女の契り。
④説いて仲間に引き入れる。説得。

という意味です。

睦言」も「語らい」も、したしく語り合う、異性との寝室での語らいという意味があります。

しかし「語らい」には、説得するという意味がある点が違います。