【二字熟語】
冥利
【読み方】
みょうり
【意味】
①仏・菩薩 (ぼさつ) が人知れず与える利益 (りやく) 。
②知らず知らずの間に神仏から受ける利益や恩恵。また、善行の報いとして受ける幸福。
③ある立場にいることによって受ける恩恵。
④職業や身分を表す語の下に付けて、それにかけて誓うという意を表す。
【語源・由来】
「冥」は「人知を超えた神仏の働き。」
「利」は「物事が都合よく運ぶ。好都合であること。」
【類義語】
冥加、冥助
冥利(みょうり)の使い方
健太くん。お墓参りに行きましょう。
面倒だよ。
そんなことを言うと冥利が悪いわよ。
それを言われたら行くしかないや。
冥利(みょうり)の例文
- このような大任を与えられたことは、男冥利に尽きると申さねばなりません。
- 教え子が活躍しているのを見ると、教育者冥利に尽きる。
- この歳で主役をはることができるとは、役者冥利に尽きる。
- こんなにおいしそうに食べてもらえると、作り手冥利に尽きる。
- そんなことをしたら冥利が悪い。
「女冥利に尽きる」とは?
「冥利」は、「女冥利に尽きる」とう表現で使われることがあります。
「女冥利に尽きる」の「冥利に尽きる」とは、その立場にいる者として、これ以上の幸せはないと思うという意味です。
「女冥利に尽きる」とは、女としてこれ以上の幸せはないと思うという意味です。
【例文】
・夫にこれだけ大事にされれば、女冥利に尽きる。
・好きな人と一緒に死ねるなら女冥利に尽きる。