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「那辺」の意味と使い方や例文!「那辺にありや」とは?(類義語)

【二字熟語】
那辺

「奈辺」とも書く。
【読み方】
なへん

【意味】
不定称の指示代名詞。どのあたり。どのへん。どこ。

【語源・由来】
「那」は「なんぞ。なに。どの。」
「辺」は「ある物を中心としてその付近。あたり。」

【類義語】
どの辺、どこ

那辺(なへん)の使い方

健太
ともこちゃんの故郷は、那辺にあるの?
ともこ
日本のずーっとずーっと東よ。
健太
地球儀でずーっと東に行くと、どの国?
ともこ
この辺にある小さな小さな国よ。

那辺(なへん)の例文

  1. 彼らの離婚の原因が那辺にあるのか、二人にしか分からない。
  2. 海の那辺にか、指輪を落としたようだ。
  3. 我々は上にいったように我々の行為について価値的判断を下す、この価値的判断の標準は那辺にあるか、如何なる行為が善であって、如何なる行為が悪であるか、これらの倫理学的問題を論じようと思うのである。(西田幾多郎、善の研究)
  4. その行動の意味が那辺にあるのか、皆目見当がつかない。
  5. その主旨が那辺に存するかほとんど捕え難いからである。(夏目漱石、吾輩は猫である)

「那辺にありや」とは?

那辺」を用いた表現の一つに、「那辺にありや」があります。

那辺にありや」とは、どこにあるのかという意味です。

【例文】

  1. その言葉の真意は那辺にありや
  2. この問題の原因は那辺にありや
  3. その新聞記事の意図は那辺にありや