【二字熟語】
熱心
【読み方】
ねっしん
【意味】
ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「熱」は「ある事に感情を高ぶらせる。」
「心」は「こころ。きもち。精神。」
【類義語】
懸命
【対義語】
冷淡
熱心(ねっしん)の使い方
珍しく熱心に机に向かっていると思ったら。
見つかったか。
勉強じゃなくて漫画を読んでいたのね。
息抜きに少し読もうと思っただけなんだけど、あまりに面白くて熱中してしまったよ。
熱心(ねっしん)の例文
- 熱心に勉強している。
- 熱心に指導してくれる。
- 彼は仕事熱心な人です。
- ともこちゃんは、何ごとにも熱心な人です。
- 健太くんは、僕の話を熱心に聞いてくれる。
「熱心」と「熱中」「一生懸命」「真面目」の違いは?
「熱心」に似ている語に「熱中(ねっちゅう)」「一生懸命(いっしょうけんめい)」「真面目(まじめ)」があります。
「熱心」と「熱中」の違いは?
「熱中」は、「一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。」という意味です。
「熱心」も「熱中」も、ある事に感情を高ぶらせることをいいます。
しかし「熱心」は、ある物事に深く心を打ち込むことをいい、一生懸命な姿勢や性格をいいます。
対して「熱中」は、性格に関わらず、夢中になっている状況をいいます。
「熱心」と「一生懸命」の違いは?
「一生懸命」は、
①命がけで事に当たること。また、そのさま。
②引くに引けないせっぱ詰まった場合。瀬戸際。
という意味です。
「熱心」も「一生懸命」も、あることをいちずにしようとするさまをいいます。
しかし「熱心」は、そのことに打ち込む姿勢や性格をいいます。
対して「一生懸命」は、懸命に事に当たるという行為自体をいいます。
「熱心」と「真面目」の違いは?
「真面目」は、
①うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。
②真心のあること。誠実であること。また、そのさま。
という意味です。
「熱心に打ち込む」「真面目に打ち込む」のように、両方とも集中して打ち込む様子をいい、とても良く似ています。
しかし「熱心」は、ある物事に打ちこむ姿勢や性格をいいます。
対して「真面目」は、「真剣なこと。本気なこと。」という意味で使われます。