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「熱心」の意味と使い方や例文!「熱中」「一生懸命」「真面目」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
熱心

【読み方】
ねっしん

【意味】
ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「熱」は「ある事に感情を高ぶらせる。」
「心」は「こころ。きもち。精神。」

【類義語】
懸命

【対義語】
冷淡

熱心(ねっしん)の使い方

ともこ
珍しく熱心に机に向かっていると思ったら。
健太
見つかったか。
ともこ
勉強じゃなくて漫画を読んでいたのね。
健太
息抜きに少し読もうと思っただけなんだけど、あまりに面白くて熱中してしまったよ。

熱心(ねっしん)の例文

  1. 熱心に勉強している。
  2. 熱心に指導してくれる。
  3. 彼は仕事熱心な人です。
  4. ともこちゃんは、何ごとにも熱心な人です。
  5. 健太くんは、僕の話を熱心に聞いてくれる。

「熱心」と「熱中」「一生懸命」「真面目」の違いは?

熱心」に似ている語に「熱中(ねっちゅう)」「一生懸命(いっしょうけんめい)」「真面目(まじめ)」があります。

「熱心」と「熱中」の違いは?

熱中」は、「一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。」という意味です。

熱心」も「熱中」も、ある事に感情を高ぶらせることをいいます。

しかし「熱心」は、ある物事に深く心を打ち込むことをいい、一生懸命な姿勢や性格をいいます。

対して「熱中」は、性格に関わらず、夢中になっている状況をいいます。

「熱心」と「一生懸命」の違いは?

一生懸命」は、
①命がけで事に当たること。また、そのさま。
②引くに引けないせっぱ詰まった場合。瀬戸際。

という意味です。

熱心」も「一生懸命」も、あることをいちずにしようとするさまをいいます。

しかし「熱心」は、そのことに打ち込む姿勢や性格をいいます。

対して「一生懸命」は、懸命に事に当たるという行為自体をいいます。

「熱心」と「真面目」の違いは?

真面目」は、
①うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。
②真心のあること。誠実であること。また、そのさま。

という意味です。

熱心に打ち込む」「真面目に打ち込む」のように、両方とも集中して打ち込む様子をいい、とても良く似ています。

しかし「熱心」は、ある物事に打ちこむ姿勢や性格をいいます。

対して「真面目」は、「真剣なこと。本気なこと。」という意味で使われます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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