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捏造の読み方!「ねつぞう」と「でつぞう」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「捏造」があります。

問題

Q「捏造」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

捏造の読み方
  1. 「ねつぞう」
  2. 「でつぞう」
  3. 「ねつぞう」と「でつぞう」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「捏造」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「捏造」の読み方は、「ねつぞう」?「でつぞう」?

読み方

 

捏造の正しい読み方は、「ねつぞう」「でつぞう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「捏」の音読みには「ネツ」「デツ」、訓読みには「こ(ねる)」「つく(ねる)」があり、「造」の音読みには「ゾウ」、訓読みには「つく(る)」などがあるので、どちらも読めそうです。

現在では、捏造の読み方として「ねつぞう」「でつぞう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「ねつぞう」と「でつぞう」の両方です。

ただし、「ねつぞう」は捏造の慣用読みです。捏造の本来の読み方は「でつぞう」でしたが、「ねつぞう」と読む人が多くなり、現在では「ねつぞう」のほうが一般化しています。

広辞苑には「ねつぞう」「でつぞう」の両方の項目があり、「ねつぞう」の項目には「『でつぞう』の慣用読み」とあります。ただし、「ねつぞう」のほうが主になっており、「でつぞう」を引くと「ねつぞう」に導かれます。

「捏造」の意味は、「ねつぞう」も「でつぞう」も同じ

意味

捏造の意味は「事実ではないことを事実であるかのように作り上げること」です。

「捏」には「こねる」「でっちあげる」の意味があります。一方、「造」には「つくる」「こしらえる」などの意味があります。

捏造を用いた例文には「事実ではない記事を捏造する」があります。

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まとめ

まとめ
  • 捏造の読み方は、「ねつぞう」「でつぞう」のどちらも正しい。
  • 本来の読み方は「でつぞう」だったが、慣用読み「ねつぞう」も正しい読み方になっている。
  • 捏造は「事実であるかのように作り上げること」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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