【二字熟語】
捏造
【読み方】
ねつぞう
「でつぞう(捏造)」の慣用読み。
【意味】
ありもしないことを、事実であるかのようにつくりあげること。でっちあげること。
【語源・由来】
「捏」は「こねて作りあげる。でっちあげる。」
「造」は「物をこしらえる。つくる。」
【類義語】
でっち上げ、偽装、歪曲
捏造(ねつぞう)の使い方
健太くん。あのニュースを知ってる?
ああ。あれは、マスコミが捏造したフェイクニュースだったらしいよ。
捏造だったの?信じてしまったわ。
一社でも捏造記事を世に出すと、マスコミ全体がマスゴミ呼ばわりされるよね。
捏造(ねつぞう)の例文
- 警察が証拠を捏造した疑いがある。
- 発表した論文で、添付画像を捏造したり改ざんしたりする不正を確認した。
- その署名は、偽造、捏造されたものだった。
- テレビ局が、ドキュメンタリー番組で事実を捏造したことが発覚した。
- ただ入らざる事を捏造して自ら苦しんでいる者だと云えば、それで充分だ。さすがに子供はえらい。(夏目漱石、吾輩は猫である)
「事実を捏造する」は誤用?
「捏造」は、「事実を捏造する(じじつをねつぞうする)」という表現で使われることがあります。
しかし「事実を捏造する」は、誤用ではないかという意見があります。
「捏造」が、ありもしないことを、事実であるかのようにつくりあげることという意味なので、「事実を捏造する」は、「事実を事実のようにつくりあげる」という意味になり、間違いではないかと言われています。
ですが、「捏造」の「捏」には、でっち上げるという意味があるため、「事実を捏造する」は、事実をでっち上げるという意味になり、正しい使い方と言えます。