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「念頭」の意味と使い方や例文!「念頭に浮かぶ」とは?(類義語)

【二字熟語】
念頭

【読み方】
ねんとう

【意味】
心の中の思い。胸のうち。

【語源・由来】
「念」は「おもう。考える。おもい。」
「頭」は「あたま。」

【類義語】
胸中、胸襟、胸懐、胸裏、胸臆、胸間、胸三寸、意中

念頭(ねんとう)の使い方

健太
最近、熊の出没情報が多いね。
ともこ
山の近くでは、熊がいるかもしれないということを念頭に置いて行動した方がよさそうね。
健太
そもそも熊の住処を奪った僕らが悪いんだけどね。
ともこ
熊に罪はないわよね。

念頭(ねんとう)の例文

  1. あらゆる可能性を一切排除せず、念頭に入れておく。
  2. 今朝見た悪夢のことは、念頭から去りつつあった。
  3. 健太くんの念頭には、食べることと寝ることしかないんだ。
  4. 大丈夫と言われても、まだ念頭に一抹の不安が残っていました。
  5. 彼らの念頭からあの出来事が忘れられることはないだろうと思われた。(藤沢周平、回天の門)

「念頭に浮かぶ」とは?

念頭」を用いた表現の一つに「念頭に浮かぶ(ねんとうにうかぶ)」があります。

念頭に浮かぶ」の「浮かぶ」は、「心の中に上ってくる。意識に出てくる。」という意味です。

念頭に浮か」とは、胸の内に上ってくる、出てくるという意味です。

【例文】

  1. その計画を聞いた瞬間に、実行上の困難が念頭に浮んだ。
  2. 学校名を聞いて、最初に念頭に浮かんだのはあの先生の顔だった。
  3. 優先席を老人に譲るという考えが、彼の念頭に浮かばないらしい。