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「入念」の意味と使い方や例文!「丹念」「念入り」「周到」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
入念

【読み方】
にゅうねん

【意味】
細かいところまで行きとどいていて、丁寧なこと。また、そのさま。ねんいり。

【語源・由来】
念入りの意。

【類義語】
丁寧、念入り、丹念、克明、周到

【対義語】
即興、適当、無造作、粗略

入念(にゅうねん)の使い方

健太
ともこちゃん?一体だれかと思ったよ。
ともこ
いつもよりかわいい?
健太
入念にメイクをすると人は変わるね。もう原形をとどめていないよ。
ともこ
その表現は嬉しくないわ。

入念(にゅうねん)の例文

  1. 事故がないように入念に点検する。
  2. 犯人は、相当入念に殺害計画を練ったようだ。
  3. 水泳前は、入念な準備をしないとおぼれます。
  4. ともこちゃんの理論は、入念な調査に基づいた正しいものです。
  5. 漏れがないよう入念にリストをチェックする。

「入念」と「丹念」「念入り」「周到」との違いは?

入念」に似ている語に「丹念(たんねん)」「念入り(ねんいり)」「周到(しゅうとう)」があります。

「入念」と「丹念」の違いは?

丹念」は、「細かいところにまで注意を払うこと。心を込めて丁寧に行うこと。また、そのさま。入念。

という意味です。

入念」も「丹念」も、細かいところにまで注意を払い、丁寧なことをいいます。

しかし「入念」は、念を入れてというニュアンスが強いです。

対して「丹念」は、きめ細かく丁寧というニュアンスが強い点が違います。

「入念」と「念入り」の違いは?

念入り」は、「細かい点にまでよく気をつけて物事をすること。また、そのさま。」という意味です。

入念」も「念入り」も、どちらも念を入れてという意味で使われるので、ほぼ同じ意味です。

「入念」と「周到」の違いは?

周到」は、「手落ちがなく、すべてに行き届いていること。また、そのさま。」という意味です。

入念」も「周到」も、注意深く、すみずみまで配慮が行き届き、きめの細かいさまをいいます。

入念」は、念を入れてという意味に重きを置いた言葉です。

対して「周到」は、準備、用意などがぬかりがないさまに重きを置いた言葉です。

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