億劫の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
億劫
【読み方】
おっくう
【意味】
面倒くさくて気が進まないこと。
ああ、そやな。それはつまり、「何かがめんどうくさい、やりたくない」って感じやな。
ちょっと手間がかかることや、力を使うことに対して、うんざりしてやりたくなくなるんやな。わかるわかる、それ「億劫」っていうんやな、これは。
【語源・由来】
オッコウの転。時間が長くかかってやりきれない意から。
【類義語】
面倒、物臭
億劫(おっくう)の解説
カンタン!解説
「億劫」(おっくう)という言葉は、何かが面倒くさい、あるいは、ある行動をとることが気が進まないという状況を表すんだよ。何かをするのが難しく感じたり、やる気が起きないときに使う言葉だね。
たとえば、「ものを言うのも億劫だ」という文は、「何かを話すのさえも面倒くさくて、やる気が出ない」という意味になるよ。
また、「おっくうがる」は、何かに対して億劫な気持ちを持っている様子を表し、「おっくうさ」は、その感じや状態を表す名詞形となるんだね。
億劫(おっくう)の使い方
おばあちゃんの家を改築することになったんだよ。
へえ。どんなふうにするの?
年を取って二階に上がるのが億劫になったから、小さい平屋にするんだ。
庭が広い素敵な家になりそうね。
億劫(おっくう)の例文
- 雨が降っているので外出が億劫だ。
- 億劫がらずに辞書を引くといい。
- これを書き直すのは億劫だ。
- 帰るのが億劫になってしまった。
- 息をするのも食事をするのも億劫になった。
億劫の文学作品などの用例
「億劫」と「面倒」の違いを解説
「億劫」に似た言葉に「面倒」があります。
「面倒」は
①体裁の悪いこと。見苦しいこと。また、そのさま。
②物事をするのがわずらわしいこと。手数のかかること。
③転じて、世話。厄介。
という意味です。
【両語の違い】
「億劫」・・・面倒で気が進まない。
「面倒」・・・物事を行うのに手間がかかり大変であること。
「億劫」は気が進まないということに重点を置いた意味で、「面倒」は手数のかかることに重点を置いた意味という違いがあります。
「億劫」と「面倒」は、いずれも何かを行うことが難しく、または気に進まないといった状況を表す言葉だよ。「億劫」は、主に行為を行う意欲が低い、やる気が起きないという状態を指すんだ。
「面倒」は、解決が容易でない、手間がかかるといった状況や、それに伴う感情を表すよ。
そういうことか。つまり、「億劫」は「やる気が出ない」、「面倒」は「解決が難しく手間がかかる」って感じやな。
同じように嫌な状況でも、その理由や感情がちょっと違うんやな。
要するに、自分にとってちょっと手間や労力がかかることに対して、やりたくないと感じることを指すんだよ。